CBで圧巻の存在感も「まだまだ足りない」 不安払拭の90分間…殊勲弾の裏で「満足することなく」

追加点を決めた永野修都【写真:徳原隆元】
追加点を決めた永野修都【写真:徳原隆元】

永野修都が試合を決める2点目を決めた

 大岩剛監督率いるU-21日本代表は9月16日、アジア競技大会の初戦でホンコン・チャイナ代表と対戦し、2-0で勝利した。後半44分に試合を決定づける追加点を決めたDF永野修都(FC東京)。攻守にわたり存在感を示した90分間だった。

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 両手を広げ、歓喜の輪に包まれた。1-0で迎えた後半44分、右サイドのコーナーキックをMF嶋本悠大が蹴り込み、永野が戻りながら右足でトラップし、倒れ込んでシュートを放った。試合終盤に勝利を決定づける追加点を決めた。

 フル出場を果たし、左センターバックとして攻守で存在感を示した。守備面ではFWマイケル・ウデブルゾールを相手に球際の強さを発揮するなど、香港のシュートをわずか3本に抑えた。ビルドアップでも相手の守備の矢印を折る縦パスや、素早いフィードから積極的な攻撃参加を見せ、左サイドでスムーズにボールを前に進めた。

 センターバックでのフル出場は藤枝MYFCに所属した5月30日のJ2・J3百年構想リーグのプレーオフまで遡る。FC東京に復帰した今季は主にボランチでプレーしているなかでも、ブランクを感じさせない90分間だった。

「CBがフリーでボールを持てる時間が長いので、そういった意味でもより自分たちが攻撃のリズムというかスイッチを入れられるかっていうのは大事だと思っていたので、そこは自分のところで引きつけながらスペースを作る部分であったり、テンポを出して、リズムを作って使い分けたりっていうところを意識してやってました」

 90分間フル出場したことにも大きな意味を持つ。FC東京では今季の公式戦でフル出場したのは1試合のみ。それでも、試合での強度や体力面に問題はなく、積み上げたものを存分に発揮できるステージになった。

「本当、久々に感じますし、その試合勘という部分では、プレッシャーがくるなかでもまだまだ足りないなと感じる部分が多かった。今日しっかり90分CBでプレーできたことは、本当に自分にとって大きい部分でもありますし、今日は本当に課題も多くて、自分自身もっともっとできたなっていうのはすごい感じてるんで、最後点も決めれましたけど、満足することなくしっかり振り返って改善していきたいなと思います」

 U-21リーグでもセットプレーからゴールを決めており、ゴール前での勝負強さを見せた。ゴールを決めたあとにはベンチの選手も駆け寄り永野の頭を揺らした。「みんなが喜んでくれたので自分も嬉しかったです」。U-21のカテゴリーでも粒揃いのCB陣のなかで、永野が大きな爪痕を残した。

(FOOTBALL ZONE編集部・上原拓真 / Takuma Uehara)



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