初戦で苦戦は「予想していた」 攻撃陣に見られた”迷い”…大岩監督「違う選択肢も持たなければ」

日本代表を率いる大岩剛監督【写真:徳原隆元】
日本代表を率いる大岩剛監督【写真:徳原隆元】

初戦でホンコン・チャイナと対戦し2-0の勝利を収めた

 大岩剛監督率いるU-21日本代表は9月16日、アジア競技大会の初戦でホンコン・チャイナと対戦し、2-0で勝利を収めた。試合後の会見で日本を率いる大岩剛監督は「初戦だったので少し迷いながらやっていた部分もあります」と言及した。

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 初戦のホンコン・チャイナ戦では序盤から高いボール支配率を残し、チャンスを作るもなかなかネットを揺らせず。それでも前半39分にサイドの崩しからMF石井久継が流し込み先制に成功した。そして後半も前半と同様の展開のなかで、終了間際にDF永野修都が決めて2-0で勝利を収めた。

 試合後の会見で「初戦だったので選手たちのプレーぶりというものは、少し迷いながらやっていた部分もあります。それをしっかり2戦目に向けて修正していきたいなと。ただ本当にこの悪天候の中、たくさんのサポーターの皆さん、ファンの皆さんがスタジアムに来てくれたということを感じられただけで、本当に意味のある試合になったと思いますし、恥ずかしくないような試合をしなければいけないと思いましたし、選手とともに修正して2戦目に向かっていきたいなという風に思ってます」と最初に試合を総括した。

 ボールは保持するものの、相手の強固なブロックを崩しきれない展開が90分続いたが、硬さがあったことを認めつつ、「相手の素晴らしい守備と我々の最後のところでの力の使い方という部分では、少しそれぞれの選手でギャップがあったのかなという風に感じています。ただ、後半もそうですけれども、ボールを支配していく中で、なかなかスペースを見つけられない状態は、選手も感じながらやっていたので、そういうところ予想はしていましたけど、2戦目も同じような状況が続くようであれば、違う選択肢も持たなければいけないですし、そういうこともチームとして共有しながら準備をしたいなという風に思います」と、分析していた。

 さらに、選手たちが抱えていた「迷い」の正体について深掘りされると、「コンビネーションで言うと、我々の攻撃オプションがある中でどれをチョイスするのかは、当然相手がありきのことなので。そういうところのプレーチョイスですね。選ぶことの迷いや失敗、合わなかった。そういうことはたくさんあっていいと思うんですけど、合わせていくという作業も同時にやるべきなのかなと思っていますので、先ほど言ったように力の使うべきところ、そういうところは若い選手たちですので、意図を持っているからこそ、より冷静に認知と実行することにすり合わせさせていきたいなと思っています」と、説明している。

 前半から主導権を握るもなかなか枠内にシュートが飛ばず、最初の枠内シュートで先制点を奪った日本。この試合で23本のシュートを放ったが、枠内はわずか5本であった。

「我々が前進していくところは非常に良くできていたのかなと。あとは最後のアタッキングゾーンでの自分たちのそれぞれのタスクであったり、アイディアであったり、そういうところはもっと合わせていく必要があるのかなと。まだまだシュートシーン、チャンスクリエイトを増やしていく必要があると思いますし、そういうところも含めて第2戦までに合わせていきたいなと思っていますね」

 攻撃陣では不完全燃焼感もあり課題も残した初戦となったが、守備陣では安定したプレーを披露。大岩監督も「守備陣というよりも我々のその守備をどこでやるのか、どの位置でボールをこう奪いに行くかという共通認識はできていたように思います」と手応えを明かし、「永野と岡部を中心にして、整っていたのかなと思います。永野自身もおそらくセンターバックがやっぱりセットプレーで得点を奪うというところは目標にしているところだと思いますので、そういうところは評価しつつ、次の試合に向けてもチーム全体での守備を構築していきたいなと思っています」と、大学生CB岡部タリクカナイ颯斗とコンビを組み、追加点も奪った永野を称賛していた。

 初戦で白星スタートを切った日本。チームは2028年に控えるロス五輪に向けて編成されており、直近は韓国が3連覇中。日本は2010年以来となる優勝を目指しているなか、結果を残すために必要なことは「1つじゃない」と大岩監督は指摘し、「いろんな要素が必要だと思いますし、チーム内の競走力と言いますか、そういうものはこの大会期間中、当然23人全員で戦っていきますので促しながら、そしてピッチに立った時に迷いなく、我々のスタイル、そういうものが出せるように、試合のために準備をすることが1つずつ階段を上がっていく要因になるのかなと思っています。なので本当に今日の1勝を、勝ち点3をしっかり次につなげると、そういう意識をスタッフ・選手全員で持ちたいなと思います」と締めくくった。

 チームは2028年に控えるロス五輪に向けて編成されており、アジア競技大会では直近韓国が3連覇中。日本は2010年以来となる優勝を目指しているなか、大岩監督率いるU-21日本代表がどのような成長を見せるのか、注目が集まる。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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