地元記者がエンポリ戦の本田に落第点 「彼はまだオーストラリアにいる」

「凡庸になってしまった」

 ACミランの日本代表FW本田圭佑は、15日の本拠地エンポリ戦で先発出場したが、後半34分に途中交代するまで見せ場なく終わった。地元の番記者からは「凡庸」と酷評され、落第点を付けられている。

 セリエBから昇格直後のプロビンチャにホームで圧倒された。ミランの背番号「10」に対し、地元テレビ「7ゴールドTV」のパオロ・ヴィンチ記者は幻滅した様子だった。

「ホンダは今日の試合はよくなかった。彼はまだオーストラリアにいる。そこから戻ってきていないし、正直良いコンディションではない。4.5点だ」

 4-2-3-1システムの右攻撃的MFで先発した 本田だったが、準々決勝UAE戦で敗退した1月のアジアカップオーストラリア大会からまだ体調が戻っていないと指摘された。内転筋の故障でエンポリ戦前に別メニュー調整を行った影響もあったのかもしれない。スコアは1-1の引き分けだったが、4.5点という落第点を与えられた。

 精彩を欠いた背番号「10」と同様、ミランの攻撃陣も機能不全に陥っていた。

「攻撃のアイデアもなく、チームは機能しなかった。クリスマス後、ミランはセンセーショナルに落ち込み、勝てなくなってしまった。パルマに勝っただけ。30分間ユベントス戦で誇りを見せたが、ミランは消えてしまった。本田も凡庸になってしまった」

 開幕から7試合で6得点2アシストと爆発した序盤の本田の姿はない。ここ数試合は、ビ ッグクラブの10番にふさわしい格と、結果をピッチ上で示すことができていない。本田には、地元メディアから再び厳しい視線が浴びせられようとしている。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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