ロス五輪世代20歳「誰かの勇気を」 故郷が地震被災…青春の場所で爆発事故「悲しい」

いわきの道脇豊「誰かの勇気をつけるようなプレーをしていきたい」
いわきFCは8月9日、ホームのハワイアンズスタジアムいわきで行われたJ2開幕戦でFC今治と対戦し、2-1で勝利した。J1アビスパ福岡から育成型期限付き移籍で加入したFW道脇豊が先発し、アグレッシブなプレーでチームの今季初勝利に貢献した。
2トップの一角で先発した道脇。前線から労を惜しまないプレスでボールを追いかけ、攻撃に転じれば迫力のある飛び出しでゴールへ迫った。両チーム最多タイとなるシュート4本を放つも、ネットを最後まで揺らせなかった。20歳のストライカーは「いろんなパターンでの得点チャンスがありました。いわきのエースになるためには、そういったところを一つ、一つ決めきらないといけない」とほぞを噛んだ。
ロアッソ熊本のアカデミー出身の道脇は、この日特別な思いでピッチに立った。地元・熊本県は7月28日午後に震度7の地震が発生した。家族や親族は無事だったが、「青春の場所」と称するほど通ったイオンモール熊本は爆発事故により、大きな被害を受けていた。
「映画館とかよく行っていました。小、中学生の頃は自転車でそこへ行ったりして、本当に思い出の場所だった。写真や映像を見て悲しい気持ちになりました」
故郷が大きな被害を受けたが、道脇は自身のプレーで傷付いた人たちに希望を届けようと奮闘した。「生まれも育ちも熊本なので、ここで自分が少しでも結果を出して、誰かの勇気をつけるようなプレーをしていきたい」と言葉に力を込めた。
次節は15日に敵地で藤枝MYFCと対戦する。自身のスタイルに合ったチームと話す道脇は、新天地での飛躍を誓う。「本当に良いチームに来たので得点という数字で結果を出していきたいです」と意欲を燃やした。
(FOOTBALL ZONE編集部・海老田悦秀 / Yoshihide Ebita)





















