長友佑都、現役続行を決断「引退に気持ちが傾いていた」 開幕戦前に行われた会見の一問一答

8月8日の開幕戦前に会見を実施
J1のFC東京に所属する日本代表DF長友佑都は、8月8日に行われた記者会見でクラブとの契約更新を発表し、現役続行を決断した。J1開幕戦を前に行われた記者会見の一問一答は以下のとおり。
白井英介代表
「クラブとしては、長友選手のワールドカップ後の動向を当然、代理人を通じて長くやり取りをさせていただきました。今シーズン、FC東京が優勝を目指していく、シャーレを掲げることを目指していくために、長友選手の力が必ず必要だ、絶対必要だということで、クラブとしても長友選手との契約を非常に楽しみにしておりました。この場でこれを皆様にご報告申し上げることができて、私も非常に光栄に感じております。クラブとしては、ただいま申し上げました通り、優勝を目指してチーム一丸となって頑張ってまいります。この秋春制移行後初のシャーレを掲げるのは我々FC東京であるということをチーム全体で意識を統一して、そこに向かって一丸となって取り組んでまいりたいと思っております。ぜひメディアの皆様も、ファン・サポーターの皆様も、ぜひFC東京の今シーズンを全力で応援していただければと思います。どうぞよろしくお願いいたします」
小原光城GM
「長友選手と契約更新できたことに、私、強化の責任者として非常に嬉しく思っております。思い起こせば4年前、カタール大会終わった後ですね。色々引退も含めて、色々言う中で、共に話し合って契約を更新してから、今回5回目のワールドカップを勝ち取ろうとそこからスタートしたこと、最近のように懐かしく振り返りながらも、今回その目標を達成したという、アジア人初というところで、偉大な選手がまたFC東京というクラブで契約更新してプレーしてくれるということに非常に嬉しく思っています。この4年間戦ってきた中で、非常に苦しい場面もあったんですけれども、共に乗り越えてきたというその経験を、また今シーズンの優勝という目標に向かって共に戦って、サポーターの皆様、我々FC東京を支えてくださる皆様と共にシャーレを掲げられるように、ここからまた共に戦っていきたいなと思っておりますので、どうぞよろしくお願いします」
――初めの挨拶
「僕はFC東京と契約の更新をさせていただきました。今シーズン、またFC東京で頑張っていこうと思いますので、皆さん応援よろしくお願いします。やってやります」
――色々な選択肢があったと思います。現役続行を決断した理由と、FC東京を選んだ理由は。
「ワールドカップが終わった後は、正直4年間かけてきた思いがすごく強かったので、敗戦を受けて、引退の方向に気持ちが傾いていたんですけど。日々を過ごすことによって、FC東京に帰ってきて、タイトルを取るという意気込みで帰ってきたにもかかわらず、何一つタイトルをもたらすことができていないということに、自分自身情けなさと悔しい思いがどんどん湧いてきました。そして、やっぱりまたこのFC東京で優勝してシャーレを掲げたいという情熱が、自分の中で心の底から湧き起こってきたので。現役続行、FC東京でしたいという気持ちが自分の中で固まりました。そういった経緯ですね」
――FC東京とはどんな存在か。
「共に戦う家族のような存在ですね。やっぱり帰ってくることによって、またやってやろうという気持ちになるし、自分に落ち着きをもたらしてくれるし。本当に自分が大好きなクラブだなと、改めて今回決まった時に感じました」
――このシーズンで若い選手たちにどんなプレーを見せたいか、サッカー魂に火をつけたこの1か月近くの中での一つの要素みたいなものがあれば。
「若い選手にはやっぱり、自分の特徴である球際とか戦う姿勢っていうのをやっぱり見せていきたいなという思いがあります。それが自分の特徴なので。もう一つの要素は、ワールドカップで負けたあの日、心は結構撃ち抜かれたような、ちょっと自分自身も放心状態というような状態だったんですけど。体が戦いたいと、なんかうずいてる状況で。そこからオフを過ごしたんですけど、とにかくその体と心のギャップがあって正直苦しくて。体はワールドカップで不完全燃焼で、まだ足は戦いたいと言ってるけど、心に穴が開いてるような感覚で、ビジョンが見えない状態でした。ただ、日を重ねるごとに、改めてワールドカップで負けたことの悔しさと、さっきも言いましたがここに帰ってきて何一つタイトルを取れてないというその自分自身の情けなさと悔しさが溢れてきて。気持ちの面でももう一回ここでシャーレを掲げるために、優勝するために戦いたいという気持ちになったっていうのが経緯です。体はもうワールドカップの終わった直後から準備はできていました」
――その決断をいつ、どのあたりでしたのかと。日本代表としてもう一回ワールドカップを目指すのか、代表に対する今の気持ち。
「3週間ぐらい経ったあたりぐらいですかね。ワールドカップは正直悔しくて見れなかったんですけど、ただ自分自身と向き合う上で、どんどんその情熱が湧き上がってきたっていう状態です。さっきの代表の質問もありましたけど、選手である以上は代表は目指したいなと思っています。自分から引退をするとかではなくて、代表というものは、監督が必要か必要でないかで決めることだと思うんで、そこの部分に関しては常に日本代表を目指してやっていこうと思ってます」
――先日里帰りされた時も、子どもたちがすごい喜んでましたけど、今日の決断・チャレンジっていうのもすごく喜ぶんじゃないかと思います。古里のファンにメッセージ、意気込みを聞かせていただけますでしょうか。
「愛媛にも帰ってゆっくりさせてもらって、子どもたちにも会って。またあの時にエネルギーもらって。自分の心に穴が開いてたものが、癒されて、また前に進もうというきっかけを、子どもたちにもらったなと思っています。本当に愛媛で英気を養って、また自分の大好きなクラブと契約して前に進めるということを、本当に非常に嬉しく思います。そして愛媛の皆さんに感謝したいです」
――チームメイトだったり、森重選手だったり、他の選手に伝えた時のリアクションだったりはどうだったか。
「選手たちに会った時は、後輩たちもすごく嬉しそうな顔をしてくれて。僕自身も嬉しかったですし、一緒に長く戦ってきた森重とは熱い抱擁をしました。お互い待ってたというか。また彼と一緒に戦えることは嬉しいし、彼と共にシャーレを掲げたいなというふうに思っています」
――決断するにあたってご家族に相談したのかとその時の反応、現役続行する上でどんな言葉をかけられたか。
「妻の愛梨(平愛梨さん)からは、もうワールドカップ終わってからずっと『現役を続けてほしい』という言葉は言われました。なぜかと聞いたら、やっぱりまだ体がバリバリ動いてるのと、どこの怪我もなく元気な体がある状態で、辞めるのはもったいないんじゃないかと。あと子どもたちにやっぱり背中で、ピッチで見せてほしいということで、ワールドカップの終わった時から言われてました。子どもたちは『なんでワールドカップ負けたんだ』って詰められて(笑)。結構プレッシャーがすごかったんですけど。それも自分自身が乗り越えて、今ここに立ってるという状態なんで。また、良い父親であるために、またピッチで、このFC東京のピッチで青赤のユニフォームを着て躍動したいなと、その姿を見せたいなと思います」
――来月40歳ですが、自分自身が今シーズンどういうふうにやっていくのかのビジョンと目標。
「年齢のことは全く意識してないですね。誰よりもギラギラしていると思っているんで。年齢がいってもプレースタイルを変えるつもりはないです。ピッチの中で誰よりも走って戦って、激しいプレーで皆さんを喜ばせたいなと思っているんで。プレースタイルを変えるつもりはないです」
――遠藤保仁さんが代表152キャップ、長友選手が142キャップ。これが遠いのか近いのか、ご自身の感想を。
「そこはそんなに意識はしてなかったので。ですけどキャップ数、あと10?遠いですね(笑)。遠いですけど、さっきも言ったように選手である以上は代表は目指していきたいなと思っているんで。また進化した自分を見せられるように、ここで言ってることは口だけにならないように、ピッチでしっかり見せていきたいなと思います」
(FOOTBALL ZONE編集部)






















