対戦した元日本代表も16歳に衝撃「早く海外に行って」 久保建英級の“才能”も「比べるのはどうかな」

横浜FMと対戦した鹿島DF小川諒也【写真:徳原隆元】
横浜FMと対戦した鹿島DF小川諒也【写真:徳原隆元】

鹿島DF小川諒也はFC東京時代に10代の久保とプレー

 横浜F・マリノスの16歳MF三井寺眞が8月7日、東京・MUFGスタジアム(国立競技場)で行われた鹿島アントラーズとの明治安田J1リーグの開幕戦で、衝撃のデビュー戦ゴールを決めた。16歳4か月5日でのゴールは、当時横浜FMに所属していた久保建英の17歳2か月22日を抜き、J1リーグ年少2位の記録。対戦した元日本代表DF小川諒也は「早く海外に行ってほしい」と本音を明かした。

 三井寺は2列目の左で先発出場。開始7分、右サイドを突破したMF近藤友喜が中に折り返すと、走り込んだ三井寺が左足で押し込み、先制ゴールをマーク。さらに1-1となった前半18分には左サイドで浮き球を華麗にコントロールし、MF天野純へつなぐと、FW谷村海那の勝ち越し弾を演出した。後半13分にも同じく左サイドで天野へパスを送り、再び谷村のゴールの起点となった。後半16分には足をつって交代となったが、3得点に絡む活躍を見せた16歳に、スタンドからスタンディングオベーションが送られた。 

 その活躍は対戦相手にも衝撃だったようだ。鹿島の左サイドバックで先発した元日本代表の小川は逆サイドだったため、マッチアップする機会こそ限られたが、三井寺の積極性を評価。「左利きでどんどん仕掛けていたのはいいですよねか。やっぱりサイドバックとして対峙したら仕掛けてくる選手の方が怖いし、パスもいいですけど、どんどんドリブルで抉ってくる選手の方が脅威なので」と初対戦を振り返った。

 FC東京時代には当時10代だった久保建英と共にプレー。同じレフティーで、身長も久保と1センチ違いの174センチと共通点が多く、三井寺に久保の姿を重ねる声も多い。「それまでの育った環境もあるし、建英と比べるのはどうかなというのはありますけど」と前置きした上で、「開幕戦で16歳で出て点を取るのはすごい。三井寺くんをはじめ、マリノスは質の高い攻撃ができていた」とポテンシャルの高さを認めた。

 ポルトガルやベルギーでプレーした経験を持つ29歳は「対戦相手としては早く海外に行ってほしい」と苦笑いを浮かべたが、すぐさま真顔に戻り、18歳で海外移籍した久保のように早期に欧州へ渡ることを勧めた。「海外に行くと価値観も変わるし、年齢に対して本当にシビア。今後、もし行けるチャンスがあったら飛び込んでいくべきだと思います」とエールを送っていた。

(FOOTBALL ZONE編集部・井上信太郎 / Shintaro Inoue)



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