新星16歳から漂う“大物感” 報道陣を笑わせた一言…ドクターに「思春期だから待てと」

デビュー戦で初ゴールを決めた横浜FM・三井寺眞【写真:徳原隆元】
デビュー戦で初ゴールを決めた横浜FM・三井寺眞【写真:徳原隆元】

横浜FMの三井寺眞「緊張というより、なんかワクワクが大きかったですね」

 Jリーグに突如として現れた16歳の新星が、大物感を漂わせた。横浜F・マリノスは8月7日、MUFGスタジアム(国立競技場)で行われたJ1開幕戦で鹿島アントラーズと対戦し、3-4で敗戦。この試合がプロデビュー戦ながら先制ゴールを決めた16歳のMF三井寺眞は、試合後のミックスゾーンで堂々と取材対応した。

 16歳4か月5日で史上最年少のJ1開幕スタメンを飾った三井寺。前半7分に右サイドからの折り返しに合わせて先制ゴールを決めると、前半17分には元日本代表DF植田直通をヒールトラップで翻弄し、追加点をお膳立て。さらに、後半13分にも持ち場の左サイドからゴール前まで迫り、3ゴールすべてに関与した。

 試合後には、多くの報道陣に囲まれた三井寺。大卒ルーキーでも緊張で言葉少なになってしまうような状況だったが、「昨日の前泊でずっと緊張はしていたんですけど、いろんな先輩が話しかけてくれて、きょうは伸び伸びプレーできたのかなと思っています」と、周囲のサポートへの感謝を語る余裕も見せた。

 Jリーグ史上最多動員を更新した6万3960人の前でのプレーも、「緊張というより、なんかワクワクが大きかったですね。試合前のウォーミングアップをしたときも、すごく楽しかったです」と物怖じせず。そんな姿を間近で見ていた先輩たちからは、「お前、決めそうだな」との声をかけられていたと明かした。

 また、2点目を演出したアウトサイドの技ありトラップについては、「コントロールミスでたまたま(笑)」と苦笑い。超満員のMUFGスタジアムをどよめかせたテクニックだったが、「来ていたので、後ろのスペースが空いているかなと思ってトラップしたら、なんかいい感じに」と正直に話して笑いを誘った。

 さらには、緊張でいつもよりお肌のコンディションが悪いのでは、との問いかけに「やばいっす、最近(笑)。思春期……。ドクターにも相談しているんですけど、『思春期だから待て』と言われて(笑)。どうしようもできないんです」と返答。16歳ならではのお悩みを告白し、集まった報道陣を爆笑させた。

 三井寺は後半16分に足をつり、担架に乗せられてピッチを後にした。試合はその後、鹿島に3点を奪われて逆転負け。「やっぱり勝てなかったので、自分のなかではやっぱり悔しい気持ちが大きいかなと思っています」。堂々のプレーと取材対応で大物感を漂わせた16歳だったが、敗戦への悔しさを滲ませた。

(FOOTBALL ZONE編集部・工藤慶大 / Keita Kudo)



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