日本サッカー界を揺るがした特大ニュース 社会現象に発展…J1に世界的スター参戦で「空前のフィーバー」

かつてセレッソ大阪でプレーしたディエゴ・フォルラン【写真:アフロスポーツ】
かつてセレッソ大阪でプレーしたディエゴ・フォルラン【写真:アフロスポーツ】

2014年:セレッソ大阪 0-1 サンフレッチェ広島

 8月7日、秋春制への移行によって新たなシーズンが開幕するJリーグ。その歴史を振り返ると、各年の「開幕戦」には数々のドラマや衝撃、あるいはハプニングが刻まれてきた。新シーズンの足音が近づくなか、ファンの記憶に強烈に焼き付いているシーンを振り返る企画「Jリーグ歴代開幕戦の衝撃」。第9回は、2014年、世界的大スターの参戦で日本中が空前のフィーバーに沸いたセレッソ大阪対サンフレッチェ広島の一戦だ。

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 2014年のJリーグ開幕前、日本サッカー界を揺るがす特大のニュースが飛び込んできた。2010年ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会でMVPと得点王に輝いたウルグアイ代表の英雄、ディエゴ・フォルランがセレッソ大阪に電撃加入したのだ。

 当時のC大阪には、柿谷曜一朗や南野拓実、山口蛍といった日本代表クラスの若きスター選手がズラリと顔を揃えており、若い女性ファンを中心とした「セレ女」ブームが社会現象となっていた。そこに正真正銘の世界的ストライカーが加わったことで、C大阪への注目度は異常なまでの高まりを見せていた。

 迎えた3月1日、ヤンマースタジアム長居での開幕戦。相手は前年度王者のサンフレッチェ広島という最高の舞台が整った。

 スタジアムには開門前から長蛇の列ができ、スタンドには桜色のユニフォームに身を包んだ約3万7000人の大観衆が詰めかけた。スポーツニュースのみならず、普段はサッカーを扱わない朝のワイドショーまでもが連日フォルランと「セレ女」の動向を追いかけるなど、開幕戦のスタジアム周辺は異例のお祭り騒ぎとなっていた。

 試合は、洗練された組織力を持つ王者・広島を前に、C大阪が苦戦を強いられる展開となる。フォルランはスタメン出場を果たしたが、後半36分に杉本健勇との交代でピッチを後にした。

 試合はその後、広島に先制を許し、C大阪は0-1で惜敗。フォルランのJ初ゴールはお預けとなったが、1人のスーパースターの存在がスタジアムの空気を一変させ、日本中を熱狂させた2014年の開幕戦は、Jリーグ史に残る「空前のフィーバー」として深く記憶に刻まれている。

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