町田OBとして「優勝への絶対条件」 新戦力絶賛も…元日本代表が指摘する「怪我をしたらどうなるか」

町田の新シーズンに代表OBが期待【写真:増田美咲】
町田の新シーズンに代表OBが期待【写真:増田美咲】

【専門家の目|太田宏介】古巣である町田の新シーズンを展望

 Jリーグは2026-27シーズンから秋春制へと移行し、8月7日に開幕する。J1は6月初旬、J2とJ3は5月末までのリーグ戦を予定している。元日本代表DF太田宏介氏は「地味ではあったもののピンポイントでいい補強をしている」と古巣であるFC町田ゼルビアについて言及している。(取材・文=FOOTBALL ZONE編集部)

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 2023年シーズンから町田の指揮を執る黒田剛監督。1年目でJ2を制すると、翌年はJ1でいきなり3位の好成績を残す。そして昨季は6位、特別リーグでは全体の5位になり、アジアチャンピオンズリーグエリートでは惜しくも優勝を逃したが、準優勝と初挑戦で十分な結果を残した。

 そして新シーズンではMFナ・サンホ(ファジアーノ岡山)、DF林幸多郎(浦和レッズ)が移籍。それでもDF明本考浩やMF松尾佑介、そしてFWミッチェル・デュークの復帰など手堅い補強をしている。

 そのなかでも太田氏は「明本選手がめっちゃいい」とベルギーから加入した28歳に注目。これまで林や中村らが務めていたサイドは守備の計算が立つ反面、攻撃での違いを作りにくく、MF相馬勇紀やFWエリキなど前線の個の力に依存しがちであった。

 しかし明本の加入により、「左ワイドでゲームを作れ、かつ縦へと突破できる」という明確な打開力が加わる。「突破力は浦和時代から凄かったし、負けん気の強さみたいなのもすごい良いじゃないですか、ギラギラしていて。選手たちも『めちゃめちゃ良い』ってすごい言ってるんで」と太田氏が言うように、これにより相馬との連携から中に構えるFWテテ・イェンギやデュークといった空中戦に強いストライカーを最大限に引き出せる。

 また、縦に速いアタッカーである松尾との元浦和コンビの融合も楽しみな要素である。一方で「谷晃生選手が怪我をしたらどうなるか。僕結構キーパーの選手層は大事だと思っていて」とGKの選手層を指摘している。

 上位キープは大前提として、そこから突き抜けて優勝を掴むためには、「ストライカー陣の中から得点王争いをするような大爆発を見せる選手が出てこないと絶対ダメだと思う。大崩れはしないである程度上位にはいるけどそこまでのチームになってしまうか、それともストライカーが大爆発するか、分かりやすくそこだと思いますね」と、FW陣の結果が運命を分けると太田氏は注目している。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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太田宏介

太田宏介(おおた・こうすけ)/1987年7月23日生まれ。東京都出身。FC町田―麻布大学附属渕野辺高―横浜FC―清水エスパルス―FC東京―フィテッセ(オランダ)―FC東京―名古屋―パース・グローリー(オーストラリア)―町田。Jリーグ通算348試合11得点、日本代表通算7試合0得点。左足から繰り出す高精度のキックで、攻撃的サイドバックとして活躍した。明るいキャラクターと豊富な経験を生かし、引退後は出身地のJクラブ町田のアンバサダーに就任。全国各地で無償のサッカー教室を開校するなど、現在は事業を通しサッカー界への“恩返し”を行っている。

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