大量退団の浦和監督「まだ読み切れない部分」 開幕戦で測りたい「今後どの方向へ進んでいくのか」

浦和の曺貴裁監督【写真:轡田哲朗】
浦和の曺貴裁監督【写真:轡田哲朗】

浦和は7日の開幕戦でガンバ大阪と対戦

 浦和レッズの曺貴裁監督は、8月5日にJ1リーグ開幕戦に向けた記者会見を実施した。その位置づけを「今後どの方向へ進んでいくのかを測るきっかけにもなる」とした指揮官は、「引き分けで帰ってくるつもりはありません。勝ち点3を狙います」と話した。

 浦和は7月上旬の始動後に沖縄県トレーニングキャンプを実施し、8月1日にRB大宮アルディージャとのプレシーズンマッチを行い2-2で引き分けた。その試合直後に非公開で大宮と埼玉スタジアムの敷地内でトレーニングマッチも行ったとされ、「自分たちの良さと、反対に試合で起こり得る現象について整理するには、この3日間で十分だと思っています」と、負傷者の少なさと共に順調な準備段階に自信も見せた。

 8月7日に「金J」で組まれたカードは、アウェーでのガンバ大阪戦になる。監督人事が急転直下の形で明神智和新監督が就任したとはいえ、前任の京都サンガF.C.で今年のJ1百年構想リーグでの対戦があるだけに「非常に能力の高い選手が多く、警戒しなければいけません」と話す。その一方で「我々が腰の引けた戦いをすれば、彼らの強みだけを引き出すことになります」と、受け身の戦いになることの危険性も指摘した。

 その開幕戦について曺監督自身は、自分たちに向き合う準備段階ができたかが重要だという過去の経験からも「すべてが完璧に進むほど、開幕戦は甘い試合ではありません」と話す。その一方で「38試合のうちの1試合ではありますが、今後どの方向へ進んでいくのかを測るきっかけにもなる。その方向性をはっきりさせる試合になると認識しています」と、通常の1試合と言い切れない重要度のあるゲームだという考えを話した。

 シーズン制が移行して初の開幕戦となり、真夏の吹田スタジアムはナイトゲームと言えども簡単でない環境も予想される。しかし、「新しいシーズンの開幕戦に勝とうという気持ちが、暑さを払拭するような試合につながる可能性もあります。監督としても、まだ読み切れない部分です」と曺監督が話した部分はもちろん、シーズンを戦いながら疲労も溜まってきた中で夏を迎えるのと、シーズンへの準備を重ねてきたスタート地点が夏である違いもどうなるのか、誰にとっても予想できない開幕戦になる要素もある。

 それでも指揮官が明言したのは「ガンバ大阪のホームへ行くからといって、引き分けで帰ってくるつもりはありません。勝ち点3を狙います」ということ。1993年のJリーグ開幕シーズンと同じカードが組まれた新たなJリーグのスタートで、どのようなゲームが展開されるか注目される。

(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)



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