ベリンガム弟に衝撃…「この先残れない」 20歳が痛感した世界との差「学ぶ部分は多かった」

ドルトムント戦に途中出場したFC東京の永野修都が危機感をあらわにした
FC東京のMF永野修都は8月1日、MUFGスタジアム(国立競技場)で行われた国際親善試合でドイツ1部ボルシア・ドルトムント戦(0-1)に途中出場し、危機感をあらわにした。後半20分からボランチでプレー。今夏、J2藤枝MYFCからFC東京へ復帰した20歳MFは、同年代の相手MFジョーブ・ベリンガムとマッチアップした。世界基準を痛感し「見ていても対峙していても学ぶ部分は多かった」と反省。注目のロス五輪世代が“きっかけ”の一戦にする。
この日がFC東京でのお披露目の一戦となった永野は、MF橋本拳人と交代でピッチに入るとサポーターから大きな拍手で迎えられた。ボランチに入った永野は、絶妙な位置にポジショニングするベリンガムを捉えきれず、常に警戒を強いられた。後半41分には、後ろ向きでパスを受けて体勢を崩した永野に対し、ベリンガムはいきなりスピードを上げてプレス。素早い寄せでボールを奪われた永野だったが、判定はベリンガムのファウルとなった。その後熱くなったベリンガムが主審に詰め寄り猛抗議。会場からもブーイングが行われ、2人の激しい攻防は観客の注目を集めた。
「相手のボランチの選手2人は本当に素晴らしい選手だった。ボランチの質というところ。自分が入った時に、こういうプレーをすればチームもいい方向に行く。見ていても対峙していても学ぶ部分は多かった」
アカデミー出身で未来を嘱望される永野は小学生時代からの“青赤育ち”。2025年にFC東京U-18からトップ昇格を果たした。プロ1シーズン目にはガイナーレ鳥取、百年構想リーグでは藤枝での武者修行を終えてFC東京に帰還。藤枝ではリーグ全18試合のうち17試合にフル出場し、リーグのベストイレブンにも選出される活躍ぶりを見せた。ひと回り成長を遂げて復帰を果たしたが、欧州名門の壁は高かった。
「ドルトムントがやっていたように一人一人の質、個人の質が上がればチームとしても強くなる。こういう選手たちを見て、自分もまだまだ全然足りないなと感じたので、もっとより練習のところから意識して成長していきたい。レベルの高い相手に対してもっともっとやらなきゃいけないと感じました」
1つ1つの言葉に滲む悔しさ。9月のアジア大会に臨むU-21日本代表メンバーにも選出され、再び海外の相手と対峙する機会がある。「今海外の相手ともやっている中で、こういう(ドルトムントの)選手たちにも勝っていかないと、この先残れないと思う。そういった意味では今回本当にいい、指標であり基準というところは感じられた」。若くしてクラブの期待を背負う青赤の20歳は、現状に満足することなく、常に世界を見据え、歩み続けている。
(FOOTBALL ZONE編集部・石井優羽 / Yu Ishii)





















