本田圭佑、新ブランドで「あり得ないスタート」 大手と協業…競合の”巨人”へ「アリみたいなもん」

スポーツとビジネスの経験を掛け合わせグローバル展開を目指す
元日本代表MF本田圭佑が7月28日、都内で自身が手掛けるスポーツブランド「mgh」の新作プロダクト発表の記者会見に登場した。今後のブランド展開について、既存のスポーツメーカーを”巨人”と例えながら、「僕らは巨人たちからすればアリみたいなもんなので、ここからどうやって認識していただけるようになるかという、本当にスピードが重要」と力強く語った。
基本はオンラインでの販売を軸とするが、今回はビームスでの先行展開を決断。本田は「このタイミングで組めること自体があり得ない」と表現した。通常のスタートアップが時間をかけて事業を広げるのに対し、「すでに僕らはビームスさんと組みながらあり得ないスタートを切らせてもらえている。邪道の道をあえて突き進みながら、普通ではこのスピードでは海外展開しないと思いますが、挑戦したいと思っています」と本田らしい言葉で今回の挑戦に思いを乗せた。
自身の役割については、経営陣に任せつつ「服が上がってくるたびに僕は着てケチつけてるだけで物が出来上がっていく」と独特の表現で関わり方を明かした。
グローバル市場での成長に向けては、マーケティングやコミュニティ作りの重要性を強調した。「いい物を作るのは最低条件」とした上で、「国によってはその国のインフルエンサーを巻き込んだり、コミュニティを一緒に作っていく」と言及。「このチームでできることが、いわゆる一般的なスタートアップとは違うと認識している」と自信をのぞかせ、SNSの発展を背景に「マーケティングサイドやパートナーシップで革命を起こし続ける」と意気込んだ。
サッカー界とビジネス界の両方で長年培ってきた経験が最大の武器になる。サッカースクール立ち上げから14年、投資業も世界で10年間行ってきた実績を踏まえ、「このサッカーとビジネスマンとしての掛け算を10年以上やってきていることを引き続き武器にしながら、グローバルで広めていく上で僕のやれることは語り尽くせないほど選択肢は多い」と分析。自身が保有するサッカークラブのユニホームへの導入にも触れつつ、枠にとらわれない展開を示唆した。
根底にあるのは、スポーツブランドの価格高騰に対する問題意識だ。「いい物をより安く届けられたらなと始まったのがこのmgh」とミッションを説明。「いい物を作れば原価が上がり、販売価格も上げないといけない葛藤は経営陣で毎回やっている」と苦悩を明かしつつも、「僕が一番ミッションとしてパッションを持ってこの事業に関わっている」と熱弁した。常識を覆すスピードと革新的なアイデアで、世界へ向けて突き進む覚悟だ。



















