アルゼンチンVSエジプト、幻ゴールに物議「ノーマルな接触」 米提唱「決断を下す必要がある」

エジプトのモスタファ・ジーコ【写真:ロイター】
エジプトのモスタファ・ジーコ【写真:ロイター】

米紙がピックアップした「10の誤審」

 熱戦の幕を閉じた北中米ワールドカップ(W杯)において、判定基準の曖昧さが依然として議論の的となっている。米紙「ジ・アスレチック」は今大会の判定を検証。エジプト代表とアルゼンチン代表が対戦した準々決勝で取り消されたMFモスタファ・ジーコのゴールについて、「ノーマルな接触だ」と指摘した。

 ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の介入基準が問われるなか、同メディアが不可解な判定として焦点を当てたのが、エジプト代表とアルゼンチン代表の試合で起きたワンシーンだ。

 エジプトが1-0とリードして迎えた後半13分、得点に至るボール奪取の場面で、選手同士がスペースを巡って激しく競り合うなか、偶発的に相手の足を踏んでしまう接触が発生した。そのままプレーは流れ、ジーコがネットを揺らしてエジプトが歓喜のゴールに沸いたかに思われたが、事態は一転。ここでVARが介入し、直前の足への接触がファウルと判定され、得点は無情にも取り消された。「これまで審判は流してきた」ような不可抗力のプレーに対する不可解なジャッジにより、ピッチ上は騒然とした空気に包まれた。

 同メディアはこの一連のジャッジに対し、「ここでのボール奪取において、ファウルには見えない」と明確に伝えている。さらに、映像による監視がもたらす弊害に触れ、「スペースを争う際に偶発的に相手の足を踏むことが反則となるのか、サッカー界は決断を下す必要がある」と綴り、これまでの基準と相反するような厳しすぎる判定に強い疑問を呈している。

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