中国勢の“爆買いオファー”を今夏断った選手たち オーバメヤンは総額156億円提示も「NO!」

伊メディアが中国の移籍市場が閉じたことを受けて特集

 サッカー界に“爆買い”というワードを流行させた中国クラブによる札束攻勢が、今季はいったん終了した。中国スーパーリーグは14日に移籍ウインドーが閉じ、ケルンからFWアントニー・モデストが移籍するなどがあった今夏の移籍について、イタリアメディア「カルチョメルカート・コム」は、中国からのオファーに「NO」を突きつけた選手を特集している。

 最も高額なオファーを断ったとされるのが、日本代表MF香川真司が所属するドルトムントのエースFWピエール=エメリク・オーバメヤンだ。最終的にモデストを獲得した天津権健は、2021年までの4年契約で総額1億2000万ユーロ(約156億円)のオファーを投じたが、スピードスターは「NO」と返答。ドルトムントではFWアドリアン・ラモスが、重慶力帆から年俸1500万ユーロ(約20億円)のオファーを受けて移籍している。

 また、チェルシーのスペイン代表FWジエゴ・コスタも中国行きが話題になったが、最終的には断っている。また、イタリア・セリエAで昨季躍進したアタランタのFWアレハンドロ・ゴメスも、金銭よりヨーロッパで戦い続けることが大事だと断った。レバークーゼンのスロベニア代表MFケビン・カンプルは、北京国安からのオファーに対して首を横に振り、来季からセリエA昇格のSPALに所属するフェリペ・ダル・ベロも、金銭より昇格チームとともに挑戦することを選んだとしている。

 また、イタリア関連ではフィオレンティーナのFWニコラ・カリニッチも、1月の移籍市場で再三にわたる天津権健からのオファーを断ったことが触れられている。

 

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