アルゼンチン監督、連覇逃し号泣「夢のような場所」 会見場で広がった励ましの光景

リオネル・スカローニ監督も試合後に涙【写真:ロイター】
リオネル・スカローニ監督も試合後に涙【写真:ロイター】

アルゼンチンは延長戦の末にスペインに0-1で敗れ、W杯連覇ならず

 アルゼンチン代表は現地時間7月19日のFIFA北中米ワールドカップ(W杯)決勝戦でスペイン代表に延長戦の末、0-1で敗れ連覇はならなかった。苦しい展開に加え退場により10人で延長戦を戦いながら力尽きた試合後、リオネル・スカローニ監督は記者会見で号泣。報道陣から拍手で励まされる一幕があった。

 アルゼンチンは終始スペインに押し込まれる状態を耐えていたが、後半アディショナルタイムにMFエンソ・フェルナンデスが2枚目のイエローカードを受けて退場処分に。延長後半1分に相手FWフェラン・トーレスに先制点も奪われた。そこからは反撃を見せる時間もあったが、1点が遠かった。

 決勝トーナメントに入ってから全てが1点差で、延長戦も決勝戦で3試合目。スペインより準決勝から決勝の休息が1日少なく、試合中にはセンターバックを2人とも負傷交代せざるを得なくなるなど、苦しいチーム事情も垣間見えた。2度も劇的な逆転勝利を収めてきたチームだったが、最後はスペインに制圧された状態を覆すことはできなかった。

 連覇を目指して2大会連続の指揮を執ったスカローニ監督は、試合後の会見で「スペインは勝利に値しました。それが現実です。私たちはそれを受け入れなければなりません。でも、正直に言えば、私たちは近いところまで行きました。もう一度W杯の決勝にたどり着くために、大きな努力をしてくれた選手たち全員に感謝したいです」と語った。

 そして決勝戦では大きな存在感を放てなかったものの、間違いなく決勝に導いたFWリオネル・メッシについて問われ「私にとって明らかなのは、彼は自分が決める時までプレーし続けることです。そして、チームメート全員、彼の周囲の人々すべてが彼を支えるということ。私は、彼が成し遂げたことを皆さんが誇りに思ってくれることを願っています。なぜなら、彼はピッチに足を踏み入れた選手の中で、史上最高のフットボーラーだからです。そのことに疑いはありません。このW杯で彼がやったことは信じられないものでした」と話した。

 会見の後半になり、スカローニ監督は大会を振り返りながら号泣。報道陣から大きな拍手が送られて励まされると「この場所は素晴らしいです。本当に素晴らしいです。夢のような場所です」と言葉を絞り出していた。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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