W杯準決勝で「数々の見苦しい数字」 記録したわずか“4”…現地猛批判「コメディ映画じゃない」

イングランドはアルゼンチンに1-2で敗れた
イングランド代表は現地時間7月15日の北中米共催ワールドカップ(W杯)準決勝でアルゼンチン代表に1-2の逆転負けを喫した。英紙「ガーディアン」では、守りに入った1点リードの時間帯の試合運びについて「コメディ映画じゃない」と酷評。守備固めに入った長身DFダン・バーンにも「何の役にも立たない、ただただ異様に大きな置物」と、強烈な批判を投げかけた。
イングランドは後半10分に先制すると、トーマス・トゥヘル監督は守備的な変更を積み重ねた。次第にアルゼンチンがボールを完全に制圧し、クロスやミドルシュートから危険な場面を連発した。そして後半40分にMFエンソ・フェルナンデスのゴールで同点となり、アディショナルタイム2分にFWリオネル・メッシのクロスをFWラウタロ・マルティネスが頭で押し込んでの逆転になった。
同紙では「今後の指導者講習では、このゲームが『1点リードを守るべきでない例』として使われることになるかもしれない。試合後の検証が始まると、数々の見苦しい数字が浮かび上がった」と手厳しい冒頭で批判を開始した。データを専門に扱う「OPTA」で、先制からラウタロのゴールまでのイングランドはボール保持率が12%だったというデータも公開されていたが、後半27分に先制点を決めたFWアントニー・ゴードンからDFエズリ・コンサの投入で明確な5バックに変更してから、イングランドには特に酷いデータが並んだという。
「コンサの投入から決勝点までの間は約19分。その間、イングランドが試みたパスは11本だった。11本だ。これはコメディ映画じゃない。W杯の準決勝だ。この時間帯に成功したパスは、わずか4本だった。給水タイム後の再開時に、ジョーダン・ピックフォードがジョン・ストーンズへ渡し、すぐに返してもらった2本。そしてアディショナルタイムにケインがジュード・ベリンガムへつないだ1本。もう1本の成功パスは何だったのか。同点ゴール後、ベリンガムがキックオフで出したパスだ。失敗したパス7本のうち5本はピックフォードで、3本はタッチラインを割った」
また、「極めつきは空中戦対策として201cmのダン・バーンを投入したにもかかわらず、174cmのラウタロ・マルティネスのヘディングで決勝点を許したことだ」として、「バーンのボールタッチは、イングランドがリードを許した後のファイナルサードでのものだけだった。自陣ペナルティーエリアでは何の役にも立たない、ただただ異様に大きな置物のような存在でしかなかった」と、強烈な批判を投げかけた。
記事では「イングランドが先制した後の時間帯を、どの数字で分析しても、計算は合わない」と締めくくり、1点リードを守り切るために完全撤退してアルゼンチンにゲームを明け渡した結果がピチ上で記録された様々なデータに現れたと分析していた。
(FOOTBALL ZONE編集部)





















