なでしこ元主将抜擢の新体制「世界一選手が育つ場所」へ 今泉女子委員長が示す強化策「世界トップ基準の個を」

今泉女子委員長が代表強化から育成・普及まで多岐にわたる方針を提示
日本サッカー協会(JFA)は7月16日、都内で女子委員会を開催し、終了後にメディアブリーフィングを行った。今年3月に佐々木則夫前委員長から引き継ぐ形で就任した今泉守正女子委員長が、日本女子サッカーの目指すビジョンや今後2年間で重点的に取り組む施策や、現在始動しているプロジェクトについて明かした。
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千葉県立八千代高校男子サッカー部やU-20日本女子代表の監督など指導者としてキャリアを積み、その後アメリカの大学やNWSL(女子プロサッカーリーグ)などで10年以上女子サッカーに携わってきた今泉委員長。「委員長として、そして日本女子サッカー全体として、世界で最もプレイヤーが成長でき、人を育てるサッカー環境を創出することを目指す」と、女子サッカー大国での経験を日本サッカー界でも活かす決意を語った。この理念のもと、2011年ドイツ女子ワールドカップ(W杯)優勝メンバーのなでしこジャパン元キャプテン、宮間あやさんを副委員長に抜擢。バレーボールなど他競技の識者も交えた新体制で始動している。
今後2年間で取り組む重点施策としては、W杯やオリンピックを見据えた「代表チームの強化と一貫した育成モデルの共有」、国内での「プレイ環境のレベルアップ」、データを自ら創出する「情報戦略プロジェクト」、そして「WEリーグとの連携強化」や「グラスルーツ・普及事業の拡大」など多岐にわたる項目が提示された。
また、ブリーフィングではFIFA(国際サッカー連盟)との2年計画「FIFAアカデミーシステムプロジェクト」の進捗も報告された。元アメリカ代表監督のエイプリル・ハインリックス氏らが来日し、視察・情報交換を実施。今泉委員長は「日本の技術や賢さは世界から高く評価されている。代表の活躍の裏にある育成という生命線をさらに強化し、世界トップ基準の個を育てる環境を継続していきたい」と手応えを示した。
海外移籍が進む若手選手の現状についても触れ、「世界に出て経験を積むのは素晴らしいこと。一方で、日本を『世界一選手が育つ場所』にできれば、海外の優秀な選手をWEリーグに呼び込むことにも繋がる」と持論を展開。来年に迫る女子W杯ブラジル大会や今秋のアジア大会に向けては、狩野倫久監督のもとでロードマップを作成し、所属クラブと密に連携しながら選手主体の強化を進めていく姿勢を強調した。
(砂坂美紀 / Miki Sunasaka)





















