アルゼンチンの国歌妨害に元英主将「お互いが嫌いなんだ」 異様な雰囲気にも冷静「それは仕方がない」

国歌斉唱をするイングランド代表【写真:ロイター】
国歌斉唱をするイングランド代表【写真:ロイター】

イングランドはW杯準決勝でアルゼンチンに1-2の逆転負け

 イングランド代表は現地時間7月15日、FIFA北中米ワールドカップ(W杯)準決勝でアルゼンチン代表に1-2で逆転負けを喫した。アトランタで行われたこの試合では、キックオフ前の国歌斉唱の場面から両国サポーターが“衝突”。ただ、世界的に批判が沸き起こったこの現象も、イングランドのレジェンドは冷静だったという。ドイツ紙「ビルト」が報じた。

 記事によると、イングランド国歌『God Save the King』が流れ始めた際、スタジアムはアルゼンチンサポーターの大歓声にかき消され、テレビ中継では国歌がほとんど聞こえない状態だったという。「視聴者はイングランドのスター選手の唇の動きから、国歌が歌われていることを推測するしかなかった。なんという例外的な雰囲気だろうか。南米のサポーターは、今日誰がホームゲームを戦っているのかを大声でアピールした」と、スタジアムを支配したアルゼンチン側の圧倒的な熱量を描写している。

 この異常事態について、ドイツのテレビ局「MagentaTV」で専属解説を務める元ドイツ代表DFマッツ・フンメルスは「国歌が演奏されていることすら知らなかった。振り向いたら2曲目がもう終わっていた」と驚きを隠さなかった。「国歌にブーイングするのは好きではない」と苦言を呈しつつ、アルゼンチン国歌にもブーイングが飛んでいたものの、その数はイングランドへのものとは比較にならないほど少なかったと伝えている。

 一方、元イングランド代表主将でBBC解説者のアラン・シアラー氏は「彼らはお互いが嫌いなんだ。それは仕方がない」と冷静にこの状況を受け止めていたという。

 試合はイングランドが先制したものの、終盤の7分間でアルゼンチンが2点を奪い逆転勝利を収めた。熱狂的なサポーターの後押しを受けたアルゼンチンが決勝でスペインと対戦し、敗れたイングランドは3位決定戦でフランスと戦う。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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