アルゼンチン元軍人、物議の横断幕「感謝の意を伝えたい」 現地注目「感動的な投稿」

アルゼンチン代表が掲げた横断幕【写真:徳原隆元】
アルゼンチン代表が掲げた横断幕【写真:徳原隆元】

アルゼンチンの元軍人・フェリッペ氏が言及した

 アルゼンチン代表は現地時間7月15日、北中米ワールドカップ(W杯)の準決勝でイングランド代表を2-1で下し、2大会連続の決勝進出を決めた。試合後には政治的メッセージとも見られる横断幕メッセージが掲げられた。

 アルゼンチンの元軍人で指導者としてサッカーに携わってきたオマル・デ・フェリッペ氏は、試合後に「Las Malvinas son Argentinas(マルビナスはアルゼンチンのもの)」と書かれた横断幕について自らの思いをSNSに投稿。アルゼンチンメディア「TyC Sports」は「元戦闘員である彼による、心からの非常に感動的な投稿」と注目した。

 フェリッペ氏は自身のインスタグラムにて「サッカーを超越する試合がある。マルビナス紛争の退役軍人として、今日、我々に与えてくれた大きな喜びと、魂へのこの上ない癒やしに対して、この若者たちにただ感謝の意を伝えたい」と思いを綴り、選手たちの奮闘を称えた。世間では物議を呼ぶ行動になったが、アルゼンチンの軍人としての思いにあふれた投稿となった。

 アルゼンチン代表はW杯の舞台でイングランド代表を撃破し、決勝への切符を手にした。両国にとって歴史的な背景を持つこの対戦での勝利は、アルゼンチン国内に大きな歓喜をもたらしている。マルビナス紛争(フォークランド紛争)で実際に戦った経験を持つフェリッペ氏にとっても、この一戦は特別な意味を持っていた。

 過去の歴史とサッカーが交差する劇的な勝利。母国の代表チームがピッチ上で勝ち取った結果は、元軍人でもあるフェリッペ氏の心を深く揺さぶるものだった。

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