ベリンガムが殴打→乱闘に発展 前代未聞の小競り合いを海外非難「最悪のスポーツマンシップ」

イングランドのジュード・ベリンガム【写真:徳原隆元】
イングランドのジュード・ベリンガム【写真:徳原隆元】

イングランドとアルゼンチンが試合後に小競り合い

 北中米ワールドカップカップ(W杯)は現地時間7月15日、準決勝でイングランド代表とアルゼンチン代表が激突。劇的な逆転負けを喫したイングランドのMFジュード・ベリンガムが、試合後にアルゼンチンの選手をビンタする騒動を起こし小競り合いに発展したと、海外サッカーメディア「football360」が報じている。

 イングランドは、後半10分にFWアンソニー・ゴードンのゴールで先制し、60年ぶりの決勝進出へ向けて順調に試合を進めていた。しかし、後半40分にアルゼンチンのMFエンソ・フェルナンデスに強烈なミドルシュートを叩き込まれて同点とされると、後半アディショナルタイム2分にFWラウタロ・マルティネスにヘディングシュートを決められて痛恨の逆転負けを喫した。

 試合中から両チームの間には激しい火花が散っていたが、ホイッスルが鳴り響いた後も緊迫した空気が収まることはなかった。アルゼンチンの選手がピッチになだれ込み、イングランドの選手たちの目の前で挑発するように歓喜を爆発させたことで、両軍が入り乱れる大乱闘へと発展した。

 ヒートアップしたイングランドの選手たちの中でも、特に怒りをあらわにしたのがベリンガムだった。激怒したベリンガムは、歓喜のアルゼンチン選手らに近づき、MFバレンティン・バルコの後頭部を平手打ちする愚行に及び、ピッチ上は一時騒然となった。

 この一連の騒動について、元イングランド代表GKのポール・ロビンソン氏が言及。英国放送協会「BBCラジオ5ライブ」の番組内で、スポーツマンシップを著しく欠いた両チームの振る舞いに対して、次のように厳しい批判の声を浴びせている。

「今日の試合ではスポーツマンシップというものがほとんど見られなかった。そして試合後のあの衝突は、おそらく我々がこのワールドカップで目にした中で、最悪なスポーツマンシップの例だろう」

 激闘の末に決勝進出の切符を逃したイングランド。しかし、敗戦の悔しさがあったとはいえ、試合後に背番号10番が見せたあまりに軽率な規律違反の行為は、今後大きな波紋を呼ぶことになりそうだ。

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