“身内”の暴言にスペイン代表が困惑「正直、とても驚いた」 自国の重鎮へ苦言「もう少し慎重になるべき」

ボルハ・イグレシアスが前首相の発言について言及した【写真:ロイター】
ボルハ・イグレシアスが前首相の発言について言及した【写真:ロイター】

ボルハ・イグレシアスがスペイン前首相の発言に反応

 FIFA北中米ワールドカップ(W杯)でスペイン代表は優勝した2010年大会以来、16年ぶりのベスト4進出を決め、準決勝ではフランス代表との対戦する。そんななか、スペインの前首相、マリアーノ・ラホイ氏が「(フランス代表には)フランス人選手が1人もいない」と発言。各方面から批判を集めたことについて、W杯に出場しているFWボルハ・イグレシアスが、この発言について言及した。スペイン紙「エル・デスマルケ」が報じている。

 ラホイ氏は、スペインのオンラインニュースサイト「エルデバテ」のコラム内で、「2度のW杯優勝を果たし、前回大会は準優勝、今大会でも全試合に勝利しているFIFAランク1位のフランス代表の実力は非常に高い。しかも、フランス人がいないなかで、これらすべての結果を出している」と寄稿した。

 これが大きな波紋を呼ぶこととなり、ロラン・ヌニェス内相が「絶対に受け入れられない」と憤慨するなど、フランスの政治家たちの怒りも買う事態になった。

 そうしたなかでボルハは「正直、とても驚いた。昨日、飛行機で移動して、着陸した直後にそのニュースを知ったんだ。今の時代に、まだこうした話が出ることに驚いているよ。人はそれぞれ異なる出身地や背景を持っていて、それが豊かさにつながっている。フランスが多くの面で豊かなのは、多様なルーツを持つ人々がいるからだと理解している」と自身の考えを口にした。

 そのうえで「こうした発言には少し残念な気持ちになる。悪気がなかったことは理解できるが、もう少し慎重になるべきだと思う」と、前首相の発言に対して否定的な考えを示した。

 不用意な発言によって、違う側面からも注目を集めることとなったスペインとフランスの一戦は、日本時間15日午前4時にアメリカのダラス・スタジアムでキックオフを迎える。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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