苦悩の本田、インザーギ監督に教え請う 伊紙「本当に最後のサムライ」

筋肉の痛みでエンポリ戦出場は微妙も「インザーギは簡単にサムライをあきらめない」

 特集では不調に陥った本田について「疲れていた。よく練習できなかった。つやを失った。1か月で危機が解決できるという希望もあったが、アジア杯がさらに状況を悪化させた」と分析。アジア杯からイタリアに戻った直後、休む間もなくチームに合流した本田を「そんなことはサムライしかしない」と称賛しながらも、「今、本田はピッチでも最高のポジションを見つけるために放浪している」と伝えている。

 果たして打開策はあるのか。

 同紙によると、背番号10を復調させるためにチームもアジア杯後、特別メニューを課してきた。疲労を回復させて輝きを取り戻せるように専門のスタッフが2週間の特別メニューを作成し、本田もトレーニングを続けてきた。だが、11日に筋肉の痛みが発症した模様で、記事では15日のホーム、エンポリ戦の出場が微妙となったと伝えている。一方で今季エンポリとのアウェー戦で本田がゴールを挙げていることに触れ、「インザーギは簡単にサムライをあきらめない」とも指摘している。

 伊紙が「本田は要求されたことに常に応えて、それをこなせる」と伝えているように、本田に寄せられている期待はいまだ大きい。ミランが苦しむ今だからこそ、そのゴールによって勝利に貢献したいところ。背番号10の真価が問われている。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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