浦和、新監督選定の理由は「熱量」 堀之内SDが強調「今の浦和レッズには必要だと」

新体制発表を行った浦和レッズ【写真:轡田哲朗】
新体制発表を行った浦和レッズ【写真:轡田哲朗】

新体制発表の記者会見で堀之内SDがコメント

 浦和レッズは7月5日に新体制発表の記者会見を実施した。曺貴裁新監督の就任にあたり、堀之内聖スポーツ・ダイレクター(SD)は「熱量」を強調した。

 浦和はJ1百年構想リーグをマチェイ・スコルジャ監督の続投でスタートしたが、7戦勝ちなしの時期を迎えたところで契約解除に。U-21チームの監督就任が内定していた田中達也アシスタントコーチが暫定監督に就任し、残りの期間を戦った。そして、新シーズンに向けてOBでもある曺監督の就任が発表されていた。

 湘南ベルマーレ時代のパワーハラスメント騒動もあり、先月には前社長の田口誠氏が監督就任にあたってクラブの取り組みなどのリリースを発していた。堀之内SDは監督選定理由について「曺貴裁監督を選んだ最大の理由としましては、彼の熱さ、熱量、そういったものが今の浦和レッズには必要だと強く感じたからです。そして、フットボールの面においては、縦への速さ、推進力、特にボールを奪った後の速さ、そしてインテンシティの高さ、攻守においてアグレッシブに90分間戦う姿勢、そういったところを高く評価させていただきました」と明かした。

 そのうえで「もともと、浦和レッズでプレーしてくれていた方でもありますし、この浦和というチームだけでなく、浦和という街自体も熱狂させたい。我々のフットボールで、その熱とか熱さとか、そういったものを伝えて、浦和の街自体を赤く染めたい」と、OBである部分への期待感も示した。

 曺監督は「堀之内さんの方から情熱とか言ってもらうのはありがたいんですけど、決して情熱とかパッションだけでチームが良くなるかというのは、それは全く正解ではない」としたうえで、「これから浦和レッズを率いる自分の姿や選手の様子を見て、皆さんがどう感じられるのかというのは、僕自身がコントロールできることではありません。それをどう感じてもらうかということは、イコール、今いる選手や自分たちが目指すサッカーを本当に魅力あるものにしていく努力をするということなので、その1点に集中していきたいです」と話した。

 また、既存の選手と求めるスタイルとのマッチングについては「今の時点で、選手の特徴で変えるのか、変えなければいけないのかというのは、自分が日々接する中で、変えていくべきこと、もしくは変えなくていいことをちゃんと整理しなければいけない。選手が持っている良さをスポイルしないようにしていかなければいけないなと感じています」と語っている。

 今季に向けてレンタルバックも含め8人が新加入した一方で、DF石原広教やFW松尾佑介、MF中島翔哉、MF安部裕葵といった主力級の実力者が退団した。そうした面について堀之内SDは「我々が残ってほしいと思っていても出ていってしまう、または本人のキャリア、夢というものもある」としたうえで「もしこの選手がいなくなった時にはこの選手がすぐにリストアップされている、そういった状況を常に作れたからこそ、ここにいる素晴らしい選手に加入してもらえたと思っています」と続けていた。

 浦和は7月8日から沖縄県でトレーニングキャンプを実施し、8月1日に大宮アルディージャとのプレシーズンマッチを経て、8月7日にガンバ大阪とJ1開幕戦で対戦する。

(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)



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