カーボベルデ監督に万雷の拍手「大きな誇り」 W杯初出場で歴史的一戦「何者であるかを世界に示せた」

カーボベルデ代表のペドロ・レイタオン・ブリト監督【写真:ロイター】
カーボベルデ代表のペドロ・レイタオン・ブリト監督【写真:ロイター】

カーボベルデのブビスタ監督がアルゼンチン戦を振り返った

 北中米共催ワールドカップ(W杯)は現地時間7月3日に決勝トーナメント1回戦の試合が行われ、初出場のカーボベルデ代表はアルゼンチン代表に惜しくも2-3で敗れた。ペドロ・レイタオン・ブリト(ブビスタ)監督は「私たちが国として何者であるかを世界に示せたことは、大きな誇り」と話し、記者会見場は万雷の拍手に包まれた。

 強豪アルゼンチンに対し、スペイン代表やウルグアイ代表、サウジアラビア代表と引き分けて無敗のグループリーグ突破を果たした初出場のカーボベルデは、守備に時間を割きながらもつないで前進していく姿勢を見せた。

 カーボベルデは2度追いつく試合展開で前回王者を追い詰めたが、延長後半6分、メッシの左コーナーキックからDFクリスチャン・ロメロが頭で合わせたところに不運なオウンゴールが生まれて勝負あり。カーボベルデは初のW杯出場で特大インパクトを残し、ベスト32で大会を去ることになった。

 試合後の会見で、ブビスタの愛称で知られる指揮官は「これは単に試合をするだけではありませんでした。世界に私たちのアイデンティティを示すことが目的でした。私たちはこの大会にいる間、常にプレーをしようとしてきました。世界最高のチームたちを相手にも同じです。フェアプレーをせずに戦うつもりは一度もありませんでした。常に相手と同じ土俵で戦いたいと思っていました。こうした相手に対して別の戦い方をすることもできました。しかし、私たちはそれを選びませんでした。そこに私たちの誇りがあります」と話した。

 そして「私たちが国として何者であるかを世界に示せたことは、大きな誇りです。私たちは小さな国かもしれません。しかし、世界最高のチームたちと戦うことができる。そのことを示せたのは、大きな誇りです。彼らはこの大会の巨人たちです。そして、その相手との試合を胸に、この大会を去ることができる。私たちは歴史に残る仕事をしました。国の歴史を作ったのです」と、胸を張った。

 西アフリカの沖合、人口約56万人の島国からやってきてスペイン、ウルグアイ、アルゼンチンに90分では負けなかった。ブビスタ監督は「私たちのようにW杯出場にたどり着くことがより難しい国々に対しても、示せたことがあると思います。しっかりと組織され、強いキャラクターを持ち、達成したい目標に集中して取り組めば、時間はかかるかもしれませんが、いつかそこに到達できるということです」と語った。

 最後に「このチームを本当に誇りに思っています」として席を立つブビスタ監督に対し、記者会見場は万雷の拍手に包まれていた。

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