日本代表、ブラジルに惜敗 W杯32強で敗退…前半先制も王国の猛攻に屈する逆転負け

前半29分に佐野海舟のゴールで先制するも…
王国の壁に阻まれた。日本代表は6月29日(日本時間30日)、北中米共催ワールドカップ(W杯)の決勝トーナメント1回戦でブラジル代表と対戦し、1-2で惜敗した。前半に先制するも、後半、ブラジルの猛攻にさらされると、後半アディショナルタイムに決勝点を決められて逆転負け。初のベスト8進出、そしてW杯優勝を目指した今大会だったが、一発勝負の決勝トーナメントの壁に阻まれてベスト32で姿を消すことになった。試合後、MF佐野海舟ら、選手たちは涙を流す、悔しい敗戦となった。
日本はグループリーグF組を1勝2分で2位通過、ブラジルはC組を2勝1分で首位通過しての激突になった。日本を率いる森保一監督は、直近のスウェーデン代表戦から、DF冨安健洋、DF谷口彰悟、MF佐野海舟、MF伊東純也とスタメン4人を入れ替えた。ブラジルとW杯では2006年ドイツ大会以来の顔合わせで、昨秋の国際親善試合で初勝利を挙げている。
立ち上がりこそハイプレスの姿勢を見せた日本だが、徐々にブロックを構成して守る時間が長くなった。ここまで4得点のFWヴィニシウス・ジュニオールに対しては、MF堂安律と冨安を中心に対応してコンパクトな陣形を形成した。
その中で日本は前半29分、ブラジルが中盤を横切るパスを狙ったところで佐野が素晴らしい読みを見せてインターセプト。そこで力強く前に持ち出した佐野はそのままドリブルで前進すると、ゴール正面の約20メートルから右足を振り抜いて低弾道ミドルをゴール左に決めた。佐野は、この大一番での日本代表初ゴールになった。ビハインドを背負ったブラジルの圧力を受けたものの、日本は前半を1点リードで乗り切った。
ブラジルはハーフタイムに足を痛めたMFルーカス・パケタからFWエンドリッキへの交代を実施し、FWマテウス・クーニャを一列下げて後半に臨んだ。完全に押し込まれる立ち上がりになった日本は、後半7分にゴール前でMFカゼミーロにヘディングで合わせられる絶体絶命のピンチを迎えたが、冨安がゴールライン上で決死のブロックを見せてゴールを守った。しかし後半11分、再びクロスからカゼミーロに頭で合わせられ1-1の同点に追いつかれた。
流れがブラジルにいく中でヴィニシウスに切り込まれて決定機も作られたが、GK鈴木彩艶のファインセーブで事なきを得た。森保監督は後半21分にMF中村敬斗と堂安に代え、DF鈴木淳之介とDF菅原由勢を送り込んだ。さらに後半33分にはMF田中碧と、大会直前に合流したFW町野修斗をW杯初出場のピッチに投入した。
なかなか攻撃の手を出せない中でも1-1のまま推移していたが、後半アディショナルタイムに自陣でボールを奪った瞬間のプレスで再び失うとゴール前でつながれ、最後は途中出場のFWガブリエル・マルティネッリにシュートを打たれる。GK鈴木彩艶が触れたボールはゴールポストに当たったが、無情にもゴール内に転がって痛すぎる失点に。日本は1-2で敗れ、3大会連続で決勝トーナメント1回戦での敗退となった。
(FOOTBALL ZONE編集部)














