衝撃の「激突」に騒然 W杯で発生した想定外のアクシデント…新ルール適用、涙の負傷交代に揺れたドラマ【GLまとめ】

北中米W杯グループリーグを振り返る
FIFA北中米ワールドカップ(W杯)もグループリーグ(GL)全試合が終了し、決勝トーナメントに進出する32か国が決定した。今大会から出場国が48か国に増えたことで、GLの試合数も72試合に増加。激戦の連続でさまざまなドラマも生まれた。今回は試合中のアクシデントについて。衝撃的シーンから新ルールの初適用、そして目を覆うような重傷まで、ピッチ上で起きた3つのハプニングを振り返る。
〇W杯で珍事件が発生…ウズベキスタンDFがカメラマンと激突 起き上がれずスタンド騒然
現地時間6月17日に行われたグループK第1節のウズベキスタン代表対コロンビア代表の試合において、前半33分に珍しいアクシデントが発生した。コロンビアのルイス・ディアスが左サイドのスペースを突破しようとした際、カバーに入ったウズベキスタンDFアブドゥコディル・フサノフがタックルを敢行。これが思わぬ事態を招いた。
フサノフは勢い余ってタッチラインを越え、試合を撮影していた中継カメラマンと激しく衝突。ルイス・ディアスとフサノフはすぐに立ち上がってプレーに戻ったものの、トップスピードで激突されたカメラマンはしばらく起き上がれず、スタジアムは一時騒然とした空気に包まれた。
幸いにもスタッフからの処置が施されたが、中継カメラマンがプレーの巻き添えになるというまさかの珍事件となった。なお、タックルを仕掛けたフサノフにはイエローカードが提示され、試合は3-1でコロンビアが勝利を収めている。
〇W杯の新ルール適用…パラグアイ10番が一発レッドで退場 口元を手で隠す行為に厳罰化
現地時間6月19日に開催されたグループD第2節のパラグアイ代表対トルコ代表の試合では、今大会から導入された新ルールが適用される形での退場劇があった。前半アディショナルタイム、プレーが途切れたタイミングで両チームの選手が入り乱れる小競り合いが発生する。
その輪の外で、パラグアイの10番MFミゲル・アルミロンがトルコの選手に対し、口を手で隠しながら何かを発言。この行為に対してビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)が介入し、オンフィールドレビューの結果、アルミロンには一発退場となるレッドカードが提示された。
これは、国際サッカー評議会(IFAB)が今年4月に定めた「差別的な発言を隠す目的で口を覆いながらやり取りした場合、発言内容に関係なく一発退場となる」という新ルールが適用された初のケースとなった。数的不利に陥ったパラグアイだったが、前半早々の1点を守り切り、1-0で勝利している。
〇W杯でアクシデント発生 カナダMFが重症で負傷交代…選手も涙、スタンド騒然の事態に
現地時間6月18日に行われたグループB第2節のカナダ代表対カタール代表の試合では、目を覆いたくなるような痛ましいアクシデントが起こった。後半6分、カナダのMFイスマイル・コネがカタールのMFアッシム・マディボから強いタックルを受け、左足が外側に曲がってしまう重傷を負う。
周囲の選手が頭を抱えてバリケードを作り、中継映像でもリプレイが流されないほどの深刻な事態となった。危険なタックルを見舞ったマディボにはVARの介入を経てレッドカードが提示され、コネは担架に乗せられて無念の負傷交代となったが、ファンに向けて手を振りながらピッチを後にした。
ショッキングな出来事に見舞われたカナダ代表だったが、その後見事な結束力を発揮する。後半19分に直接フリーキックを決めたMFネイサン・サリバは、コネの背番号「8」を手で示してユニフォームを掲げるパフォーマンスを披露。試合はFWジョナサン・デイヴィッドのハットトリックもあり、6-0でカナダが開催国としての意地を見せて快勝した。
(FOOTBALL ZONE編集部)













