韓国議員が糾弾「最大の敵はサッカー協会」 W杯惨事で暴かれた無能と隠蔽体質「大変革が必要だ」

不透明な監督人事や協会の無責任な体質を問題視…抜本的な組織刷新を要求
韓国与党「共に民主党」のソン・ヨンギル議員は現地時間6月27日、FIFA北中米ワールドカップ(W杯)に出場した韓国代表の現状を受け、大韓サッカー協会(KFA)の組織体制を厳しく非難した。韓国メディア「中央日報」は、同議員が自身のSNSを通じて「韓国サッカーの最大の敵は大韓サッカー協会」などと痛烈なメッセージを報じている。
今大会、グループAに入った韓国は、開幕戦でチェコに2-1の逆転勝利を収めたが、第2節でメキシコ代表に0-1で敗れると、第3節でも南アフリカ代表に0-1で敗れて3位に転落。決勝ラウンド進出は、他のグループの結果次第となっていた。大会が進んでいくごとに、次々と他グループの3位が韓国を上回っていき、グループKの最終節が終わった段階で、3位上位チームの9位まで順位を落としてグループステージ敗退となった。
宋議員は今回のW杯での低迷について、直近の成績不振だけでなく、長年にわたる協会の隠蔽体質や不公正なプロセスが招いた結果であると指摘。自身のフェイスブックで次のように嘆きを露わにしている。
「W杯の試合を見ながら終始嘆くほかなかった。今回のW杯の結果はすでに2014年のブラジル大会の時から予想された惨事だった。過程から公正でなかった」
特に問題視しているのが、ホン・ミョンボ監督の選任プロセスにおける不透明さだ。ユルゲン・クリンスマン前監督の人事からパリ五輪出場逃しに至るまで、協会の無能と無原則が繰り返されてきたと糾弾し、具体的に次のように綴っている。
「ホン・ミョンボ監督を選任した問題の11次会議と関連して文書が存在するのに、チョン・モンギュ大韓サッカー協会長は国会で会議自体がなかったと釈明した。これに対しこの会議に参加したキム・ジョンベ常勤副会長は資格のない不法な会議だったと吐露した。ホン・ミョンボ監督本人もやはり選任過程で正当性が損なわれたことを事実上認めた」
そのうえで「さらに大きな問題は問題意識さえないという事実。クリンスマン監督選任と更迭、パリ五輪進出失敗、議論の中でホン・ミョンボ監督選任、八百長関連赦免推進まで。無能と無原則の歴史が絶えず繰り返された」と続けた。
ソン議員は、勝利が必須だった南アフリカ戦においても旧態依然としたアプローチに終始したと苦言を呈し、ファンが離れた真の理由をこう分析した。
「サッカーファンが背を向けた理由も単純に成績のためではない。過程が公正でなく、誤りを認めず、失敗にも責任を負う人がいなかったため。今回の南アフリカ戦も例外でなかった。勝利が必要な状況でも選手交代と戦術変化は見られず、現実に合う対応より既存のやり方だけ繰り返した。いま韓国サッカーに最も必要なことは監督1人の交代ではない。大韓サッカー協会の刷新だ」
ソン議員は、現在の韓国サッカー界に向け「韓国サッカーの最大の敵は相手チームではない。カルテルと無原則、そして責任を負わない大韓サッカー協会だ。国民の信頼を失ったサッカーはこれ以上国民のサッカーではない。韓国サッカーを再び国民のふところに戻すために大変革が必要だ」といった強烈なメッセージで締めくくっている。
(FOOTBALL ZONE編集部)




















