どちらも負けたい“奇妙な状況” 2位ならスペイン、3位ならスイス…譲り合いの珍事?

オーストリアとアルジェリアが奇妙な状況になっている
北中米共催ワールドカップ(W杯)では、48チームに拡大されたほかにグループリーグの順位決定方式が変更された。しかし、それによる奇妙な状況が生まれたことが指摘されている。
今大会は48チームに拡大されたことで、12グループの各組2位以内にくわえて3位のうち上位8チームが32チームで争われる決勝トーナメントに進む。そのため、32チームで開催されていた以前の大会からは明瞭さが薄れた。決勝トーナメントに進出したチームでも、早々に対戦相手が決定するチームからギリギリまで分からないチームもある。
そのうえで、さらに変革があったのは順位決定方式だ。同グループ内で勝ち点が並んだ際は、得失点差よりも先に直接対決の結果が優先されることになった。そのため、3位でも突破の可能性があるレギュレーションにも関わらず、2試合を終えた時点で4位が確定するチームも出た。
こうした状況を踏まえてグループJ組を見ると、前回王者アルゼンチン代表がオーストリア代表とアルジェリア代表に連勝。この敗れた両チームもヨルダン代表に勝利した。そのため、アルゼンチンは両チームに並ばれても直接対決で上回るため首位通過が決まり、ヨルダンは追いついても上回れないことで4位敗退が決まった。
問題はこの2位と3位による直接対決の最終戦だが、現状ではともに勝ち点3で得失点差はオーストリアがプラスマイナスゼロ、アルジェリアがマイナス2という状況にある。そして、この組が2位通過したチームが対戦するのはH組の周囲通過チームのため、優勝候補のスペイン代表が濃厚だ。しかし、3位になりながら決勝トーナメント進出に成功すると、B組を首位通過したスイス代表と対戦する可能性が高い。
このような状況のため、SNS上では「どちらも3位通過するため、何とかして相手より下の順位になろうとするのではないか」という指摘がされている。ただし、勝ち点3での3位になると12分の8に入れなくなる可能性も秘めるため、その選択は諸刃の剣でもある。
すでにA組からF組までの戦いが終わり、後半のグループになるほど3位になった場合の突破条件もハッキリとしてくる。果たして両者が勝利を譲り合うようなゲームが発生してしまうのか、そのような点でも注目されることになりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)




















