佐藤寿人が電撃辞任の恩師・森保監督に感謝 「サッカー人としてまた一緒に仕事を…」

森保監督退任の報道を受け、自身のブログを更新「残念なニュース」

 J1サンフレッチェ広島は4日、森保一監督の辞任を発表した。過去5年で3度のリーグ優勝に導いた名将の電撃退任はサッカー界に衝撃を与えたが、かつての師弟関係にあった佐藤寿人(名古屋)が自身のブログを更新し、「素晴らしい時間をありがとうございました」と感謝の言葉を綴っている。

 広島は第17節の浦和レッズ戦に3-4で敗れてリーグ戦4連敗。2勝4分11敗の17位で前半戦を折り返した。浦和戦後に森保監督、織田秀和社長、足立修強化部長で総括を行ったところ、森保監督から成績不振による辞意の申し出があったという。クラブは慰留をしたが、森保監督の意思は固く、辞任を了承する形でこの日の発表に至った。

 報道を受け、2003年には仙台で選手同士、そして2012年から昨季までの5年間、広島で監督と選手として戦った佐藤が自身のブログを更新。「ポイチさん」というエントリーで、恩師への想いを述べた。佐藤は名古屋の午前練習を終えると、森保監督退任の「残念なニュース」が耳にしたという。

 森保監督は広島の監督に就任した2012年、日本人新人監督としては松木安太郎氏以来2人目となるJ1優勝を達成。同年、佐藤もシーズンMVP、得点王、ベストイレブンとタイトルを総なめにし、喜びを分かち合った。その後も13年にリーグ連覇を果たし、15年には3度目のタイトルを手にした。佐藤は今季からJ2名古屋へと移籍し、別々の道を歩むこととなったが、佐藤は「ポイチさんが監督だったからこそ、3度のリーグ優勝という3つの星をユニフォームに輝かせることが出来たと思います」と広島での5年間を振り返った。

 

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