Jリーグ優勝3度の名将が電撃辞任 降格圏低迷の広島・森保監督が成績不振で申し入れ

今季は降格圏に低迷「プロは結果がすべての世界。結果を残せず申し訳ありません」

 J1サンフレッチェ広島は4日、森保一監督の辞任を電撃発表した。

 広島はリーグ戦第17節の浦和レッズ戦に3-4で敗れて4連敗。2勝4分11敗の17位で前半戦を折り返した。クラブ公式サイトによれば、浦和戦後に森保監督、織田秀和社長、足立修強化部長で総括を行ったところ、森保監督から成績不振による辞意の申し出があったという。

 森保監督は2012年に広島の監督に就任、同年に日本人新人監督としては松木安太郎氏以来2人目となるJ1優勝を果たし、翌年には連覇を達成。2015年にもリーグを制するなど計3度のタイトルを獲得したが、佐藤寿人(現・名古屋)らかつての主力がチームを去った今季は序盤戦から勝利に恵まれず、降格圏に低迷していた。

 クラブは慰留をしたというが、森保監督の意思は固く、辞任を了承したという。森保監督はクラブを通し、「プロは結果がすべての世界。皆さまに喜んでいただけるような結果を残すことができず、申し訳ありません」とコメントを発表。「サンフレッチェに携わるすべての方々と3度の優勝で喜びを分かち合えたことは、いい経験となりました。今は、皆さまへの感謝の想いしかありません。とても幸せな5年半でした。ご支援、ご声援をいただき、誠にありがとうございました」と感謝を述べた。

 なお、4日のトレーニングから横内昭展ヘッドコーチが暫定的に指揮を執るが、同氏はクラブ公式サイトに「目の前の勝点をつかんで積み上げていくために、全力を尽くします」とのコメントを寄せている。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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