スアレスの噛みつき、ジダンの頭突き… スポーツ界の歴史的“愚行”をスペイン紙が特集

熱い戦いのなかで起きた非道な行為、モウリーニョの目潰しも…

 お互いが鎬を削るスポーツでは、競争心が思わぬ方向でヒートアップし、信じられない乱闘や愚行に発展してしまう場合がある。スペイン紙「AS」は各競技からそうしたシーンをまとめ、サッカー界からも選ばれている。

 同紙の企画はかつてボクシング世界最強を誇ったマイク・タイソンが、対戦中のイベンダー・ホリフィールドの耳に噛みついた大事件からちょうど20年を経たタイミングで企画された。同じ“噛みつき”の要素で取り上げられているのはやはり、ウルグアイ代表FWルイス・スアレスだ。

 2014年ブラジル・ワールドカップ(W杯)でイタリア代表DFジョルジョ・キエッリーニに噛みついた事件は全世界に驚きを与えたが、アヤックスに所属していた2010年にはPSVのオトマン・バッカル、リバプール所属時の2013年にはチェルシーのブラニスラフ・イバノビッチも“被害者”になっている。

 そのウルグアイ代表FWエディンソン・カバーニが被害者となったのは、2015年の南米選手権で、チリのDFゴンサロ・ハラが仕掛けたプレーだ。審判の死角を見つけたハラは、カバーニの尻に指を突っ込む非道っぷりを見せた。同じ指を使った愚行では、レアル・マドリード時代のジョゼ・モウリーニョ監督が、バルセロナのコーチを務めていたティト・ビラノバ氏に目つぶしを見舞った出来事もあった。

 

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