トッティの“日本行き”の可能性に英紙も注目 「東京Vでキャリア継続のチャンス」

J2東京Vが獲得に名乗りを挙げたと報じる

 元イタリア代表FWフランチェスコ・トッティの獲得にJ2東京ヴェルディが乗り出していると話題になっている件に、英メディアも注目しているようだ。英紙「サン」は、「トッティに東京ヴェルディでキャリア継続のチャンス」と報じている。

 同紙は日本の国内報道による、東京Vの羽生英之社長によるトッティが求める年俸額のコメントなどを紹介し、「40歳のトッティは25年間を過ごしたローマを離れるが、次のステージに対してまだ決定をしていない」として、獲得の可能性が残っていると注目している。

 ローマ一筋だったトッティは、元日本代表MF中田英寿が所属した2000-01シーズンにリーグ優勝を経験。それがローマにとって最後のリーグタイトルになっているが、レアル・マドリードなどビッグクラブからの誘いに乗ることなく、昨季限りで愛するクラブとの契約を満了した。今後はローマの強化部に加わることが濃厚とされてきたが、正式発表はされていない。

 イタリア代表としても「10番」を背負って活躍してきたトッティは、06年ドイツ・ワールドカップで優勝を果たした。02年の日韓ワールドカップでは、イタリア代表は仙台にベースキャンプ地を置いており、日本への好印象を語ったこともある。

 東京Vは今季のJ2第20節を終えて、勝ち点34の3位につけている。前身の読売クラブ時代から数多くのスタープレーヤーを抱え、1993年のJリーグ開幕年に初代年間王者となり、94年には連覇を達成した緑の名門は、2009年からJ2での戦いが続いている。復活に向けた切り札として乗り出している“王子”獲得劇は、成就するのだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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