フィオレンティーナ身売り騒動に米投資銀行が興味 313億円での買収浮上

世界最大級の投資銀行「ゴールドマン・サックス」が買い取りに興味

 イタリアの名門フィオレンティーナは、現オーナーであるファッションブランド「トッズ」がクラブを売りに出すと発表しているが、クラブの買い取りに世界最大級の投資銀行「ゴールドマン・サックス」が興味を示しているという。イタリア紙「コリエレ・デラ・セーラ」が報じている。

 フィオレンティーナは1990年代後半から2000年代前半にかけて、元ポルトガル代表MFマヌエル・ルイ・コスタや元アルゼンチン代表FWガブリエル・バティストゥータなどが所属し、攻撃的なサッカーでセリエA屈指の強豪として認識されてきた。元日本代表MF中田英寿もプレーした名門は、花の都フィレンツェのクラブとして輝きを放った。

 しかし、財政状況の悪化でクラブの経営は破綻。4部まで降格したチームを、トッズのディエゴ・デッラ・ヴァッレ氏とアンドレア・デッラ・ヴァッレ氏の兄弟が経営に乗り出すことで復活させていた。それでも、フィオレンティーナのサポーターはたびたびオーナーグループに抗議行動を起こし、今回の売却決断に至ったという。

 

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