英識者が指摘「アンバランス」「いつも以上に静か」 アタッカー陣に一定の評価も…アイスランド戦採点

マイケル・チャーチ氏が先発した11人を採点
日本代表は5月31日、北中米共催ワールドカップ(W杯)に向けた壮行試合となるアイスランド代表戦を戦い、1-0で勝利した。かつてアジアサッカー連盟の機関紙「フットボール・アジア」の編集長やPAスポーツ通信のアジア支局長を務め、ワールドカップ(W杯)を7大会連続で現地取材中の英国人記者マイケル・チャーチ氏が、この試合の先発メンバー11人を採点する。
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◇ ◇ ◇
<GK>
■鈴木彩艶:6.5
前半終了間際にダグル・ダン・ソルハルソンのシュートに対してファインセーブを見せた。このパルマの選手は身を投げ出し、ゴールに向かう一撃を防いだ。全体的に静かな夜だったが、求められた役割をこなした。
<DF>
■冨安健洋:6.5
サムライブルーでの復帰戦に堅実な出来。元アーセナルの選手はおよそ2年ぶりの先発出場で、W杯に向けて復調している兆しを示した。的確なポジショニングとタックル。素晴らしいシュートもあったが、これはGKに防がれた。
■吉田麻也:6
アジアカップ優勝経験を持つ男が日本の最終ラインに感動的な復帰を果たした。14分の出場ではあったが、いつも通りの安定感と成熟したパフォーマンスを披露。深い位置からパス能力の高さを見せる場面もあった。
■伊藤洋輝:6
吉田麻也に代わって出場し、3バックの左に入った。彼もまた最近の日本代表戦に出場できていなかった選手の一人だったが、堅実なパフォーマンスだった。
■板倉滉:6
3バックの右で先発し、吉田麻也が下がった後は中央に入った。アヤックスの選手はその高いアスリート能力とスピードで周りの選手をカバーすることができる。アイスランド相手に頼もしいパフォーマンスだった。
■堂安律 6
右サイドで先発したが、静かな夜を過ごした。ドイツで活躍するウイングはタッチラインに張り付く傾向があり、一つ前でプレーする久保建英に自由を与えた。後半に菅原由勢と交代した。
■田中碧:6.5
70分以上に渡って精力的なパフォーマンスで、イングランドのトップリーグでの成長を証明した。遠藤航の隣でいい働き。ダラスで行われる初戦のオランダ戦もこのコンビが先発になるだろうか?
■遠藤航:6
待望のスタメン復帰。負傷とリバプールでの出場機会の減少もあり、昨年11月以来の代表のピッチとなった。田中碧とのコンビでいつも通りの献身的なプレーを見せ、ハーフタイムに瀬古歩夢と交代した。
■中村敬斗:6.5
伊東純也が左サイドのより攻撃的なポジションで起用されたため、ウイングバックでの先発となったが、前へ出ていく許可を与えられていた。久保建英ともいい連携を見せ、あわや得点というシーンも作った。素晴らしいパフォーマンス。
■久保建英:7
スタートから活発な動きで、ピッチを縦横無尽に駆け回り、南野拓実の8番を背負うのにふさわしいパフォーマンスを見せた。最終ラインからパスを引き出すために深い位置まで下がり、左サイドの中村敬斗とも連携した。日本代表で最も際立っていた。
■伊東純也:5.5
彼を左サイドのシャドーで起用したことは、前線にある種のアンバランスさをもたらしていた。前半45分の出場だったが、疲れの見えた相手にジョーカーとして起用されていた時と比べれば効果的な働きはなかった。
■上田綺世:5.5
日本代表では目立たないことも多い。それは彼が前線の起点として周りの選手を生かす地味な役回りを担っているからだ。この試合の45分間は、いつも以上に静かなプレーに終始し、小川航基との交代でベンチへ下がった。
(マイケル・チャーチ/Michael Church)

マイケル・チャーチ
アジアサッカーを幅広くカバーし、25年以上ジャーナリストとして活動する英国人ジャーナリスト。アジアサッカー連盟の機関紙「フットボール・アジア」の編集長やPAスポーツ通信のアジア支局長を務め、ワールドカップ6大会連続で取材。日本代表や日本サッカー界の動向も長年追っている。現在はコラムニストとしても執筆。



















