逸材19歳が才能開花…コンバートで得点量産のワケ 監督絶賛「お前はフォワードだよ」

日テレ・東京ヴェルディベレーザの眞城美春【写真:SportsPressJP/アフロ】
日テレ・東京ヴェルディベレーザの眞城美春【写真:SportsPressJP/アフロ】

眞城美春、本来とは違うポジションも「ニコニコしてトレーニングしている」

 日テレ・東京ヴェルディベレーザは5月23日、アジアの頂点を懸けたAFC女子チャンピオンズリーグ(AWCL)決勝で北朝鮮のネゴヒャン女子蹴球団と対戦する。決戦を翌日に控えた22日、オンライン取材に応じたMF眞城美春は、「プレッシャーや緊張は少しあるけれど、ワクワクが勝っている」と、19歳らしいフレッシュな表情で大一番への胸中を明かした。

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 WEリーグとAWCLを戦ってきた東京NBは、過密日程が続いており、シーズン終盤にして怪我人やコンディション不良の選手を多く抱えている。苦しいチーム事情にあって、本来はボランチとしてゲームをコントロールする眞城が、WEリーグ最終戦とAWCL準決勝からFWとして急遽前線に駆り出された。

 しかし、このコンバートが新たな才能を開花させる。FW、1トップというポジションについて眞城は、「いつも以上にゴールを意識できるので、すごく楽しんでプレーしています」と語る。

 東京NBらしい、前線からの守備も「自分がスイッチを入れられるように意識している」と攻守にわたって高い貢献をした。ここまでの2試合でしっかりと得点という結果を出していることについても、「良いポイント」と自信をのぞかせた。

 楠瀬直木監督も、この1トップ起用について「(チーム事情はあるが)非常にいい活躍をしてくれている」と大きな期待を寄せる。

「彼女には『お前はフォワードだよ』って言うと、ニコニコしてトレーニングしてくれる。彼女が彼女らしく楽しんでくれれば、また先輩たちが後ろからサポートして厚みを持ってくれている。いい形で彼女にボールが渡ればと思っています」

 しかし、次の相手であるネゴヒャンは一筋縄ではいかない強敵だ。楠瀬監督は「焦って突っ込むと大火傷をする。相手を動かして引き出して、どれだけスペースを作れるかが肝になる。冷静なサッカー、駆け引きをしなければいけない」と警戒感を強める。

 決勝では、どちらのポジションでも力を発揮するための準備をしている。その役割について眞城は明確に意識を切り替えている。

 本来のボランチとしては「守備も攻撃も、普段通りどちらも高い意識を持って泥臭くチームをコントロールする」ことを目指す。FWのときには「フォワードらしい気持ちを作って、裏抜けやオフ・ザ・ボールの動きで常にゴールを狙うアタッカーになる」と大舞台に臨む。

 かつて“将来はバロンドールを獲るような選手になりたい”と夢を語っていた眞城。世界最高峰の個人賞を見据える19歳にとって、このアジア決勝は自らの価値を世界に証明するための、大きなステップとなるだろう。

(砂坂美紀 / Miki Sunasaka)

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