日本代表監督が定める選考基準 招集メンバーから紐解く意図「年齢や経験だけで選んではいない」

WEリーグで躍動する若きボランチも初招集
日本サッカー協会(JFA)は5月21日、6月6日に大阪のYANMAR HANASAKA STADIUMで行われる国際親善試合・南アフリカ女子代表戦に向けた、なでしこジャパン(日本女子代表)のメンバー23名を発表した。“世界一奪還”を標榜する狩野倫久監督の選考からは、ある強いメッセージが感じ取れた。
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狩野監督は今回の選考について「年齢や経験だけで選ぶのではない。フラットに見た上で、良い選手がピッチで表現していく。これまでの成長をしっかりと実感した中で、今回の招集に至った」と説明した。
今回、初招集となったのは狩野監督が年代別代表でも指導してきた2名。以前から彼女たちのプレーを熟知しており、その確かな成長を評価しての抜擢となった。
DF竹重杏歌理(オランダ・フェイエノールト)について狩野監督は、「高身長(173センチ)でフィットネスレベルが高い。左右差なくロングフィードが蹴れる。対人の強さやディフェンダーとしての能力の高さを求めてチャレンジしてもらいたい」と大きな期待を寄せる。
また、MF伊東珠梨(ノジマステラ神奈川相模原)については「ボランチとして、しっかりとした守備から躍動感のあるプレーが彼女の持ち味。長短織り交ぜたパスの精度と、高いディフェンス能力をピッチの中で表現してほしい」と、WEリーグでも群を抜いているプレーについて評価した。
さらに、今回は少し時間を置いての代表復帰となる2名の実力者も名を連ねている。
MF籾木結花(エバートン)は昨年10月のノルウェー戦以来の招集となる。狩野監督は「しっかりとした技術力、左足でのキックで違いが出せる選手。ポジショニングや戦術理解度も彼女の強さ。海外のリーグでもしっかりと出している」と太鼓判を押す。代表キャップ数48試合の経験があり、チームの柱となれる存在だ。
昨年7月以来の招集となるDF遠藤優(ウエストハム)は、圧倒的な速さとタフなディフェンス力が武器のプレーヤーだ。狩野監督は「ディフェンス力、特に対人の強さやスピードがある。今回の試合で(強みを)みせてほしい」と言及した。
今回先行された23名は、いずれもクラブでの活躍が顕著なプレーヤーばかりだ。選手の過去の歩みやプロセスも重視したうえで、“しっかりと現状のプレーを見て選考している”という、新監督からの強い意志が読み取れるメンバーとなった。
(砂坂美紀 / Miki Sunasaka)
















