W杯で必要な「図抜けたもの」 世界一奪還へ…日本代表監督が期待する「コンセプトを超える」

なでしこジャパンを率いる狩野倫久監督【写真:轡田哲朗】
なでしこジャパンを率いる狩野倫久監督【写真:轡田哲朗】

21日にメンバー発表を行った

 日本サッカー協会(JFA)は、5月21日になでしこジャパン(日本女子代表)のメンバー発表会見を行った。6月6日に行われる南アフリカ女子代表との国際親善試合が初陣となる狩野倫久新監督は「自分のキャラクターでコンセプトを超えていける選手」を、世界一の奪還をキーワードとするチームに必要な戦力だと話した。

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 なでしこジャパンは2024年12月に初の外国人監督としてニルス・ニールセン監督が就任し、今年3月の女子アジアカップで優勝してブラジル女子W杯の出場権を獲得するところまでを戦った。そして、3月末に契約満了での退任が発表され、ニールセン監督の下でヘッドコーチを務めていた狩野新監督が就任する運びになった。佐々木則夫JFA女子ナショナルダイレクターは「目配り、気配り、戦術が浸透してチームへ忠誠心のあるスタイルを構築でき得る。世界一を取るのに、一番適している人材」と信頼を語った。

 その狩野監督は代表選手に求めるものについて「特徴があるということ」と切り出した。そして、「選手はストロングポイントがあって、試合に出て活躍していると思います。平均的なのではなく図抜けたものがあること。オン・ザ・ピッチでもそうですし、オフ・ザ・ピッチでのキャラクターも関係するかもしれません。代表活動には期間の短さや回数制限があるんですが、その中でしっかりと自分を表現できること」と話す。

 そのうえで、約1年後のブラジル女子W杯を見据えて「ピッチで我々として合わせていくコンセプトから、自分の良さ、自分のキャラクターでコンセプトを超えていけるような、そういったところまでいけるような選手がW杯や大きい大会では必要になってくると思っています。本当に個人の特徴、ストロングポイントを重視しながら、それをいかにチーム力に合わせていくかは我々の仕事だと思っていますので、選手のそのようなところに期待しています」と、チームの枠組みを超越するような個々の能力を結集させる考えを示した。

 現在のなでしこジャパンは欧州でプレーする選手を中心にアメリカ女子リーグや国内の選手も加わりながら構成される。MF長谷川唯ら、世界最高峰のイングランド・ウィメンズ・スーパーリーグで戦う選手や、UEFA女子チャンピオンズリーグ(CL)で活躍するドイツの名門バイエルン・ミュンヘンMF谷川萌々子、米国で頭角を現すFW松窪真心ら、個々が日常で得ている経験や成長が代表チームに還元され、枠組みの中に収めるだけでなく超越することでチーム力が伸びる姿に期待が懸かる。

 すでにU-17女子日本代表時代に指導したDF竹重杏歌理(フェイエノールト)、U-15ナショナルトレセンで指導したMF伊東珠梨(ノジマステラ神奈川相模原)といった初招集の2名でも色を出しつつある狩野監督は、南アフリカとの初戦に向けて「我々にとって初陣となり、本当に新しいブランニュースタート、門出になります。世界一奪還に向けて非常に大事な初戦となります。新たなチームとなり新たなスタッフも加わり、新たな躍動したチームを作るべく全力で取り組んでまいります」と抱負を述べていた。

(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)



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