初の外国人監督は1年で終了も「参考に」 日本に期待する”継続性”と改善「さらに要求していきたい」

なでしこ狩野倫久新監督が意気込みを語った
日本サッカー協会(JFA)は5月18日に東京都内で、なでしこジャパン(日本女子代表)の狩野倫久新監督就任会見を行った。前任のニルス・ニールセン監督の下でコーチを務めた新監督は、全体的な継続性を持たせつつ攻撃面での改善を口にした。そして、コミュニケーションの部分を「参考にして取り入れ、継続していきたい」と話している。
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なでしこジャパンは2024年12月に初の外国人監督としてデンマーク国籍のニールセン監督が就任し、今年3月の女子アジアカップで優勝して来年のブラジル女子ワールドカップ(W杯)の出場権を獲得するところまでを戦った。そして、3月末に契約満了での退任が発表され、ニールセン監督の下でヘッドコーチを務めていた狩野新監督が就任する運びになった。
そうした点ではチームの継続性は期待される。狩野新監督も「ニールセン監督も、日本の特性を生かしてという部分は議論をしながら進めました。その意味ではフットボールに関してコンセプトが180度変わるかというか、いきなり守備的になるとかそういうことではなく、アグレッシブにマイボールを展開する意味では継続すると思います」と、チームを正統進化のラインに乗せていく方針を明らかにしている。
その中では主に攻撃面のところに改善点を言及し、「より緻密に、いつどこにポジションを取ってアタックしていくか。それを自分たちの特性を生かすのと同時に相手にやらせないことを追求していく。そしてさらに要求していきたいのは、走ること。どんどん追い越していってゴール前に人数をかける、ボックスの中に多くの人数をかけることが大切になる。言葉にするとアグレッシブさということになりますが、そうした躍動感を出していきたい」と、進化の道筋について言葉にした。
実質的な活動は約1年間だったニールセン監督体制でのなでしこジャパンだったが、言葉にしていたのは精神的に安定してチャレンジをできるようにすること。狩野新監督も「ニールセン監督が選手に対して前向きに、ポジティブに勇気を持たせるようなアプローチやサポート、そして選手たちのチャレンジする姿を見てきました。そこから多くを学びましたし、それによってチーム力の向上も見てきたので、自分自身もそれを参考して取り入れ、継続していきたいと思います」と話している。
なでしこジャパンとして史上初の外国人監督だった体制は長期政権とはならなかったが、内田篤人コーチ、近賀ゆかりコーチといった男女の代表で国際大会を多く経験した知見をチームに加えたことも含め、国際的な感覚も失うことなくチームの強化が進むことが期待される。
(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)















