Jリーグの天敵も…強引な監督人事に踏み切った中東の雄 迷走か、奇跡の伏線か|サウジアラビア

監督交代に踏み切ったサウジアラビア、スペインとウルグアイの牙城を崩せるか
大舞台まで2か月のタイミングで監督交代に踏み切った中東の雄の運命はどうなるか。北中米共催ワールドカップ(W杯)に臨むアジア代表の一角サウジアラビア代表は、前回大会に続くアップセットを見せられるかが注目だ。
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グループHはFIFAランキング2位のスペインを筆頭に、ウルグアイ(17位)、サウジアラビア(61位)、初出場のカーボベルデ(69位)が入る。
最大の話題は監督交代だろう。日本代表とも同組になったアジア最終予選中の不振で解任したロベルト・マンチーニ監督の後任として、前回のカタールW杯を率いた後に退任していたエルヴェ・ルナール監督を復帰させた。最終的に3位からプレーオフを経て出場権を勝ち取ったが、今年3月に行われたエジプト、セルビアとの国際親善試合に連敗したことでまさかの解任。後任にはサウジアラビア1部アル・ハリージを率いていたギリシャ人のゲオルギオス・ドニス監督をシーズン中にも関わらず引き抜いて据えた。大会直前の5月31日に行われるエクアドルとの国際親善試合が初陣となる、強引な監督人事になった。
そのような状況だけにメンバー選考にも不透明な部分があるものの、中心選手の1人はフランス1部RCランスでプレーするDFサウド・アブドゥルハミドだろう。チームの大半がサウジアラビア国内でプレーする中で、イタリア・セリエAのローマから期限付き移籍中のサイドバックは、今季の公式戦29試合に出場して3ゴール8アシストと主力級の活躍を見せている。
また、34歳になったベテランアタッカーのMFサレム・アルドサリは代表100キャップを超え、出場すれば3回目の大舞台になる。テクニックのある攻撃的なプレーも印象的だが、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)でアル・ヒラルの一員として浦和レッズと3回の決勝を戦い、そのうち2試合で退場処分を受けていることでも知られる。
一方で、先日のACLエリートでFC町田ゼルビアとの決勝戦で優勝を決めるゴールを決めたFWフィラス・アルブリカンも選出が濃厚な選手であり、こうしたクラブレベルでのアジア王者を決める戦いでJリーグ勢の前に立ちはだかってきた面々もピッチに並ぶだろう。
過去の最高成績は1994年アメリカW杯の16強で、超人的なセーブを見せたGKモハメド・アル・デアイエや「砂漠のペレ」こと5人抜きゴールを決めたFWサイード・オワイランが話題になった。以降はアジア予選敗退と本大会グループリーグ敗退を繰り返すが、前回大会では初戦でアルゼンチンに2-1の勝利を収める世界的なアップセットを演じた。
2002年の日韓W杯の初戦ではドイツに0-8の大敗劇を演じたこともあるだけに、直前の監督交代で揺れる今大会はどうなるか。3位でも決勝トーナメント進出の可能性があるレギュレーションだけに、ウルグアイ、スペインと続く開幕2試合で勝ち点を奪い取ることはもちろん、得失点差の傷口を広げないことも大切かもしれない。
(FOOTBALL ZONE編集部)
















