60年ぶりV目指すイングランドは戦力十分 揺るがない欧州2か国の優位…3位争いは僅差か

グループLの上位2チームはイングランドとクロアチアが濃厚
アメリカ、カナダ、メキシコの3か国共催で行われる北中米ワールドカップ(W杯)。グループLは最新のFIFAランキングで4位のイングランドと11位のクロアチアが上位2チームになる可能性が高く、ガーナとパナマが3位を争う形となりそうだ。特にイングランドは圧倒的なタレントをそろえており、60年ぶり2回目の優勝を目指せる戦力が整っている。
イングランドは欧州予選を22得点無失点で終え、W杯出場を決めた。攻撃陣の中心は、世界有数のストライカーであるFWハリー・ケインで間違いないが、それ以外の選手となると選手層が厚いだけに誰が出てくるのか読めないところがある。トップ下を見てもMFジュード・ベリンガム、MFモーガン・ロジャーズ、MFエベレチ・エゼなど他チームではエースとなりそうな候補者がひしめいている。他のポジションも似た状況にあり、出場できない選手たちがどれだけチームのために自己犠牲心を示せるかは、イングランドが上位に進む上でのポイントになりそうだ。
40歳となったMFルカ・モドリッチを中心とするクロアチアは、W杯で結果を残し続けている国だ。過去6度の出場のうち3回はベスト4に進出しているが、今大会でも上位を目指せる力が十分にある。モドリッチやMFイバン・ペリシッチの両ベテランを筆頭に、多くの選手が3位となった前回大会から残っており、トーナメントの戦い方を熟知している。
この2チームが激突する大会初戦は、大注目の一戦となるだろう。2018年のロシア大会で両国は、準決勝で対戦している。この時は延長戦の末にクロアチアがイングランドに2-1で勝利して初の決勝進出を果たした。グループステージ突破は残り2試合に勝てば問題ないため、どちらも無理をしない試合になる可能性もあるが、注目のビッグカードであることは揺るがない。
3位争いになると見られるガーナとパナマだが、FIFAランキングだけを見れば、W杯2度目の出場を果たしたパナマは33位で、74位のガーナを大きく上回っている。実際にパナマはこの4年間で安定して結果を残しており、2023年のゴールドカップや2025年のネーションズリーグでは決勝にまで勝ち上がっている。ガーナは大会72日前にオットー・アッド監督を解任したように、決して安定した成績を出せていない。それでも主力の多くが欧州5大リーグでプレーしており、日常のレベルの差は大きい。
ただし、ガーナは攻撃の中心となるイングランド1部トッテナムのFWモハメド・クドゥスがメンバーから外れることとなった。ドリブル突破、セットプレーと一人で多くの役割をこなしてきただけに、以前ほどの選手層の厚みがないガーナにとっては、大きなダメージになりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)
















