王者アルゼンチン優勢か メッシ6度目大舞台で「生き残りをかけた死闘」…注目は熾烈な2位争い

グループJを展望【写真:ロイター & アフロ】
グループJを展望【写真:ロイター & アフロ】

グループJはアルゼンチン、オーストリア、アルジェリア、ヨルダンが同組

 北中米共催ワールドカップ(W杯)で、前回王者アルゼンチンはグループJに入った。世界的なスーパースターFWリオネル・メッシの一挙手一投足が注目されるチームと対峙するのは、欧州からのダークホース候補オーストリアなど、久々の大舞台や初出場の面々だ。

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 グループJではFIFAランキング1位に返り咲いたアルゼンチンを筆頭に、オーストリア(24位)、アルジェリア(28位)に加えて、アジアから初出場のヨルダン(63位)が組み分けられた。順当にいけばアルゼンチンが首位通過を果たす可能性が高いと言えるだろう。

 アルゼンチンの注目は、やはり6大会連続の出場となるメッシ。モーリタニア、ザンビアと対戦した3月の国際親善試合に出場した際は、まだ本大会への出場を明言していなかったが。スカローニ監督はメッシの意向を尊重し、最終メンバーに入れることを決断した。現地6月10日に行われたアイスランドとの親善試合では後半途中からの出場ながらPKを決めて存在感を示した。

 もちろん、チームはメッシ頼みではない。中盤ではMFアレクシス・マック・アリスターやMFエンソ・フェルナンデスといった前回優勝を若手として支えた選手たちが成長し、前線にはFWフリアン・アルバレスやFWラウタロ・マルティネスといった5大リーグでも活躍するストライカーが名を連ねる。データを専門に扱う「OPTA」社の優勝予想でも4番手評価でグループリーグでの獲得勝ち点の期待値も6.86と、戦力的にも1枚抜けているのは間違いない。

 7大会ぶりの出場になるオーストリアは、直近の欧州選手権で2大会連続決勝トーナメント進出と着実に力をつけてきた。プレッシング戦術を世界に浸透させた名将ラルフ・ラングニック監督が率いるチームは、MFクリストフ・バウムガルトナーが攻撃の中心的な存在を担う。33歳のDFダビド・アラバをはじめ37歳のFWマルコ・アルナウトビッチ、32歳のMFマルセル・ザビッツァーといったベテランも欧州予選で活躍。欧州のシーズン後の夏場のW杯はベテランにとって不安材料だが、2位通過の有力候補だろう。

 そのオーストリアと評価が拮抗しているのが、アフリカから3大会ぶり出場のアルジェリア。かつて「ミラクル・レスター」と呼ばれたチームでイングランド・プレミアリーグ制覇の立役者になったMFリヤド・マフレズが、35歳での大舞台に臨む。攻撃的なタレントは他にも豊富で、ドイツ1部ブンデスリーガのヴォルフスブルクでプレーするFWモハメド・アムーラもアフリカ予選で10得点した重要な得点源だ。また、マンチェスター・シティに所属するDFラヤン・アイト=ヌーリは左サイドで不動の存在になる。

 アジアから初出場のヨルダンはアンダードッグ的な位置づけから避けられないが、2023年アジアカップで準優勝を果たしたように、格下と見られた状態での戦いには慣れている。いずれにせよアルゼンチンが中心になるグループになることが予想されるが、最終戦に組まれるオーストリアとアルジェリアの対決が生き残りをかけた死闘になる可能性も十分だ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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