世界最高FWが挑む初の大舞台 国際大会の経験不足が気がかりも…ダークホース筆頭国か|ノルウェー

ノルウェー代表FWハーランドが初のW杯へ
高まる期待に応えるだけの戦力は揃っている。ノルウェーは欧州予選8戦全勝で1998年フランスW杯以来7大会ぶりの出場権を獲得し、これまで代表でのメジャートーナメントに縁のなかった世界最高のストライカーのFWアーリング・ブラウト・ハーランド(マンチェスター・シティ)が満を持して大舞台に立つ。
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ハーランドはノルウェーのモルデ、オーストリアのザルツブルク、ドイツのドルトムント、そしてイングランドのマンチェスター・シティと行く先々で得点を量産してきた稀代のゴールゲッター。欧州予選では8試合全てでゴールを記録し、計16得点で欧州予選の得点王となった。2番目にゴールの多かったイングランド代表FWハリー・ケイン(バイエルン・ミュンヘン)でさえ8得点。まさに手のつけようのないパフォーマンスだった。代表通算得点は25歳の現時点で同国史上最多の「55」。異次元の活躍が続くこのストライカーに足りないのは、代表チームでの栄光だけだ。
身長195cmの恵まれた体躯にパワーとスピードを兼ね備え、重戦車のように相手ゴールに襲いかかる。空中戦でも地上戦もお手の物で、一瞬でもマークを外せばいとも簡単にゴールを生み出す規格外の決定力を持っている。ロングボールでもショートパスでも、このハーランドへボールを届けるだけで、ゴールチャンスを際限なく作り出せそうだ。
とはいえ、頼れる選手がハーランド一人であれば、対戦相手にも対処の仕方はいくらでもあっただろう。しかし、予選8試合で37得点5失点という成績を残したノルウェーの強さはむしろ個の力だけではない組織力にあるといってもいい。2020年からチームを率いるストーレ・ソルバッケン監督の下で規律のあるチームが構築されてきた。
FWアレクサンデル・セルロート(アトレティコ・マドリード)とFWアントニオ・ヌサ(RBライプツィヒ)は2人合わせて予選で7得点を挙げている強力なウインガーで、サイドからハーランドの負担を軽減する。インサイドハーフの位置からチャンスメークするMFマルティン・ウーデゴール(アーセナル)は、チームのために走ることを厭わない献身性も備える司令塔。さらにその左足から放たれる高精度のセットプレーは、ハーランドを筆頭に長身選手が多いチームのポテンシャルをさらに底上げする要素だ。
今大会の躍進が期待されるノルウェーで、気がかりな点があるとすれば国際大会での経験値の少なさか。W杯は1998年フランスW杯以来28年ぶりで、欧州選手権も2000年のオランダ・ベルギー共催大会を最後に予選敗退が続いていた。最大の障壁となるフランスとの対戦が第3戦に控えているだけに、そこまでにきっちりと勝ち点6を積み上げられていけば、過去最高成績(ベスト16)を塗り替える可能性は一気に高まるだろう。
(FOOTBALL ZONE編集部)














