南米の「鉄壁軍団」が襲来 予選18試合で失点わずか5…課題は36歳FWが中心の攻撃陣|エクアドル

エクアドル代表のモイセス・カイセド【写真:アフロ】
エクアドル代表のモイセス・カイセド【写真:アフロ】

セバスティアン・ベカセッセ監督が率いるエクアドル代表

 南米の「鉄壁軍団」が乗り込んでくる。北中米共催ワールドカップ(W杯)に出場のエクアドルは、最強守備陣がチームを支えて躍進を目指す。

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 グループEの筆頭的な存在はFIFAランキング10位で過去4回優勝のドイツで、23位のエクアドルに加えてコートジボワール(34位)と初出場のキュラソー(82位)が入る。

 エクアドルの南米予選は、18試合で14得点と攻撃力に問題を見せたものの、アルゼンチンやブラジル、コロンビア、ウルグアイといったタレント豊富な攻撃陣を擁するチームと対峙しながら5失点で乗り切り、前回大会の予選における問題のペナルティーで勝ち点3をはく奪されながらもアルゼンチンに次ぐ2位通過を果たした。2敗は全10チーム中の最少で「負けないチーム」の特徴を際立たせている。

 チームの中心に君臨するのはイングランド・プレミアリーグの強豪チェルシーでも中核にあるMFモイセス・カイセドで、24歳にして代表キャップは60を数える。前回大会も予選から経験して本大会でも1ゴールを挙げるなど、すでにエクアドルの顔として認識される選手だ。

 鉄壁の守備陣はフランスの強豪パリ・サンジェルマンのDFウィリアム・パチョ、イングランド・プレミアリーグのアーセナルでプレーするDFピエロ・インカピエの24歳コンビが2枚看板。さらにベルギー1部クラブ・ブルージュ所属でビッグクラブ入りも間近と評判の22歳DFジョエル・オルドニェスやイタリアの名門ACミランでプレーするDFペルヴィス・エストゥピニャンを擁する手厚い陣容だ。

 しかしながら、攻撃陣は5大リーグで活躍するような選手は多くない。ベルギー1部で首位に立つユニオン・サンジロワーズで21試合8得点のFWケビン・ロドリゲスはいるものの、「エクアドルの英雄」こと36歳のFWエネル・バレンシアが今でも中心なのが実情だ。

 それでもバレンシアは直近の国際親善試合オランダ戦で1ゴールするなど健在ぶりを見せ、南米予選ではチームの約半数にあたる6ゴールをマーク。105試合49ゴールと代表戦で無類の強さを見せるストライカーは、前回大会でもグループリーグ2試合目までに3ゴールした。それを再現する得点力を見せれば、4年間で台頭した鉄壁の守備陣がリードを守り切るだろう。

 チームを率いるのは南米予選から指揮を執るアルゼンチン人のセバスティアン・ベカセッセ監督。45歳とまだ若い指揮官は、アルゼンチン代表のアシスタントコーチとして2018年ロシアW杯を経験している。

 過去4回の出場で最高成績は2006年ドイツW杯でのベスト16となっている。今大会は48チームに拡大され決勝トーナメント進出のチャンスが広がっただけに、新たな歴史を作りたい。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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