W杯2日前に解任の過去…名将が初の大舞台へ アジア有数のタレントは本領発揮なるか|カタール

カタールのエースFWアクラム・アフィフ【写真:ロイター】
カタールのエースFWアクラム・アフィフ【写真:ロイター】

フレン・ロペテギ監督が率いるカタール代表、エースのアフィフが実力発揮なるか

 ホスト国として初出場を果たした前回のカタール・ワールドカップ(W杯)はオランダ、セネガル、エクアドルを相手に3連敗で幕を閉じた。3試合で1得点7失点。“アジア王者”にとって、世界との差を痛感する結果となった。

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 今大会からアジアの出場枠が8.5枠に拡大されたなかで、カタールはアジア最終予選で出場を決めることはできなかったが、プレーオフを勝ち抜いて滑り込み。初めて予選を突破しての本大会出場となる。抽選で組み分けられたグループBは優勝候補不在とはいえ、目標は初勝利というのが現実的だろう。

 チームの鍵を握るのはやはりMFアクラム・アフィフ(アル・サッド)だ。アフロヘアーがトレードマークのテクニシャンはAFCチャンピオンズリーグでの実績も十分で、優勝した2023年のアジアカップではMVPと得点王に輝いた。2019年、2023年と2度アジア最優秀選手賞も受賞しているアジア有数のタレントは巧みなパスでのチャンスメイクに加え、自らフィニッシュも飾れる多才な能力を備える。

 セットプレーのキッカーとしても優秀で、チャンスの大半は彼を経由して生まれるといっても過言ではない。自分たちが主導権を握って戦える時間帯をどれほど作れるかは未知数だが、アフィフが生み出す好機をものにできなければ目標達成は遠くなってしまう。それほどの影響力を持ったタレントだ。アジア予選では16試合に出場して4得点をマークし、12得点を叩き出したFWアルモエズ・アリ(アル・ドゥハイル)と共にチームをW杯まで引っ張ってきた。29歳と脂の乗り切ったタイミングで迎える2度目の大舞台。アジアでは証明済みのクオリティーを、今度こそ世界の舞台で発揮できるのか注目だ。
 
 チームを率いるのは昨年5月に就任したフレン・ロペテギ監督。最終予選で格下キルギス相手に不覚を取るなど低迷していた状況からチームを本大会出場に導いた。南アフリカW杯優勝や2008年、2012年の欧州選手権連覇の後に一時低迷したスペイン代表を立て直したその手腕をカタールでも見事に発揮した。

 そんな59歳のスペイン人監督は、スペイン代表を率いて18年のロシアW杯欧州予選を突破したが、大会終了後に就任することが決まったレアル・マドリードとの二重契約問題が取り沙汰され、初戦の2日前に電撃解任された過去がある。あの悲劇から8年越しで迎える監督として初のW杯で、感慨はひとしおだろう。勝利に懸ける強い思いを結果へ結びつけることができるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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