実力伯仲の4か国が直面する格差 最長4524キロ、最高2200メートル…大混戦の開幕グループ

北中米ワールドカップのグループAを展望【写真:ロイター&アフロ】
北中米ワールドカップのグループAを展望【写真:ロイター&アフロ】

グループAはメキシコ、韓国、チェコ、南アフリカが争う

 北中米ワールドカップ(W杯)が現地時間11日に開幕する。開幕カードのメキシコvs南アフリカから激闘の火蓋が切られるグループAは、大混戦となるだろう。このグループのFIFAランキングトップは開催国の一つであるメキシコが15位、25位の韓国、41位のチェコ、60位の南アフリカが続く。どこがグループステージ(GS)を突破してもおかしくない実力国が揃っている。

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 GS突破の最右翼はメキシコだろう。メキシコが戦うカード3試合全てメキシコ国内での開催であり、開幕南アフリカ戦、第3試合チェコ戦はエスタディオ・シウダ・デ・メヒコ(メキシコシティ)、第2試合韓国戦はエスタディオ・グアダラハラ(サポパン)が割り当てられた。開幕、第3試合の会場は標高約2200メートルと富士山5合目に匹敵する高地で試合が開催される。さらに最高8万7523人が入る大型スタジアムであり、熱狂的な声援を受けて試合に臨める。圧倒的なホームアドバンテージと地の利を生かしたいところだ。

 一方でチェコ、南アフリカは過酷な移動を強いられる。チェコの移動距離は4524キロと日本の最北端である北海道宗谷岬から最南端の沖縄県波照間島の直線距離を超える。同様に南アフリカも移動距離が3927キロともはや苦行だ。一方でメキシコの移動距離は993キロ、韓国の移動距離は637キロと理不尽とも言える距離の格差が生まれてしまった。

 距離の格差に続き、標高の格差も大きく開いた。チェコは第1戦を標高1500メートルのエスタディオ・グアダラハラ、第2戦を300メートルのアトランタ・スタジアム(アトランタ)、第3戦を標高2200メートルのエスタディオ・シウダ・デ・メヒコで戦う。高地によるコンディション不良、ボールの不規則な軌道などが予想されるため、負担は大きいだろう。

 各チームの最高成績はチェコがチェコスロバキア時代に1934年イタリア大会と1962年チリ大会で準優勝、韓国は2002年日韓大会で4強、メキシコは自国開催の1970年大会、1986年大会の8強、南アフリカはGS突破を果たせていない。実力伯仲の4か国が揃ったグループAでどの国が勝ち抜くのかに注目が集まる。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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