鎌田大地は「相手からしたら嫌」 代表OBも絶賛する”流れ”…絶妙アシストは「本当に一級品」

クリスタル・パレスの鎌田大地【写真:ロイター】
クリスタル・パレスの鎌田大地【写真:ロイター】

【専門家の目|太田宏介】鎌田大地がECLで見せたパフォーマンスに脚光

 イングランド・プレミアリーグのクリスタルパレスは、現地時間4月30日にUEFAカンファレンスリーグ(ECL)準決勝の第1戦でシャフタール・ドネツク(ウクライナ)と対戦し3-1で勝利を収めた。日本代表MF鎌田大地が1ゴール1アシストの活躍を見せたなか、元日本代表DF太田宏介氏が注目している。(取材・文=FOOTBALL ZONE編集部)

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「流石の一言。本当に際立った試合でしたね」

 1-1の同点で迎えた後半13分、鎌田はロングスローのこぼれ球にいち早く反応すると、難しいバウンドに合わせて左足シュートを放つ。地を這うボールがゴールに突き刺さった。

「ゴール前に入っていく、日本代表でもこれまで所属したチームの中でもああいったところの得点センスはやっぱり流石だなって思いますね」と太田氏は絶賛する。さらにアシストシーンには舌を巻いた。

「最初もボールに対してあえて行かない、1個遅らせることで相手が食いついて入れ替わった。その緩急、行くところと行かないところの使い分け、相手の出力を上手く利用して、相手からしたら潰したいけど潰せない、スルッと抜けられてしまう嫌な選手だと思います。持ち出しのところとラストパスの精度は本当に一級品だなと。鎌田選手は止まった局面よりも、状況が流れるシーンで強みを発揮するタイプだと感じましたし、派手なドリブルの突破型ではないですけど、試合のテンポや相手の守備の強度に逆らって上手く試合の流れを読む、スペースを読む能力はすごいなと感じましたね」

 依然は前線で主に起用されていたものの、代表でもクラブでも現在はボランチでの出場となっている。

「ボランチになってからは後方からのビルドアップと、前線のアタッカーたちをつなぐパイプ役としてもそうだし、インテリジェンスな華麗なプレーヤーであり、アタッカーでもある。本当に万能な選手だと思うので、まずはクラブでタイトル獲得に向けてもそうですし、そのあとのW杯ももちろん期待したいですね」

 今夏限りで契約が切れ、退団も噂される鎌田。「フリーになる選手がここまでチームの中心となり、起用されるのは期待されている証ですよね」と、太田氏が言及するように今夏の去就にも注目が集まる。

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太田宏介

太田宏介(おおた・こうすけ)/1987年7月23日生まれ。東京都出身。FC町田―麻布大学附属渕野辺高―横浜FC―清水エスパルス―FC東京―フィテッセ(オランダ)―FC東京―名古屋―パース・グローリー(オーストラリア)―町田。Jリーグ通算348試合11得点、日本代表通算7試合0得点。左足から繰り出す高精度のキックで、攻撃的サイドバックとして活躍した。明るいキャラクターと豊富な経験を生かし、引退後は出身地のJクラブ町田のアンバサダーに就任。全国各地で無償のサッカー教室を開校するなど、現在は事業を通しサッカー界への“恩返し”を行っている。

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