シュツットガルトSD、浅野の残留を明言 独メディアが報じたその根拠とは

アーセナル復帰の条件はいずれも該当せず、ドイツ挑戦2年目へ

 アーセナルからシュツットガルトに期限付き移籍中の日本代表FW浅野拓磨は、来季もクラブに残留し、ブンデスリーガでの戦いに挑むことが濃厚となった。ドイツ紙「ビルト」が報じている。

 かねてから浅野残留を示唆していたクラブのヤン・シンデルマイザーSDは「タクマ・アサノは来季も我々の下でプレーする」と語り、改めて浅野の残留を強調した。シュツットガルトとアーセナルの交渉は行われているものの、イングランドの強豪への復帰が実現する可能性は低いようだ。

 アーセナルは浅野を復帰させる条件として、3つのパターンを想定していたという。

 1つ目は「シュツットガルトが昇格を逃した場合」。2つ目は「今季の浅野の出場機会が25%未満だった場合」。そして、3つ目は「浅野が英国での労働許可を取得できた場合」。しかし、いずれの条件にも当てはまらなかったことから、浅野は引き続きシュツットガルトで経験を積むことが決定的となった。

 シュツットガルトはドイツ2部優勝を果たし、1年でブンデスリーガの舞台に復帰。バイエルン・ミュンヘンや日本代表MF香川真司が所属するドルトムントなどビッグクラブとの対戦が待ち受け、浅野にとっては欧州トップレベルを体感する絶好の機会となる。明確な結果を残してアーセナルのアーセン・ベンゲル監督へアピールできるか、勝負の2年目となりそうだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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