長友佑都に驚き…35歳でも「学ぶことばかり」 キム・スンギュが誓う恩返し「東京のおかげ」

FC東京でプレーするキム・スンギュ【写真:アフロ】
FC東京でプレーするキム・スンギュ【写真:アフロ】

キム・スンギュがFC東京への思いを語った

 昨年6月にサウジアラビア1部アル・シャバブ・サウジからFC東京に完全移籍をしたGKキム・スンギュ。韓国代表にも再定着し、ワールドカップ出場を目指す青赤の守護神が、FC東京への思いを話した。(取材・文=FOOTBALL ZONE編集部・上原拓真/全2回の第2回目)

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 自身4度目のワールドカップ出場を目指す35歳のスンギュ。3月シリーズの韓国代表では最年長の選手になったが、FC東京には39歳のDF長友佑都、38歳のDF森重真人という大ベテランがまだまだ第一線で戦っている。そんな長友や森重から刺激を受ける日々を過ごしているという。

「あの2人はこれまでの経験も豊富ですし、練習に取り組む姿勢が本当に素晴らしいです。ベテランなのに誰よりも走って、チームのために動く姿を見て、自分ももっと頑張らないといけないなと刺激を受けています。まだまだ学ぶことばかりだなと思わされることもあり、驚くことも多かったですね」

 スンギュはベテランだけでなく、若手の活躍にも目を向ける。今季はMF佐藤龍之介が期限付き移籍から復帰し、昨季には東京U-18のMF北原槙がプロ契約を締結してデビューを飾った。ベテランだけでなく、若手の台頭もチームに良い影響を与えていると話す。

「東京の若手は本当に技術が高いと感じますし、メンタル面でも成長していると感じます。年上の選手だけでなく、若手が頼もしい存在になっていることもチームにとって良い影響だと思います。これからが本当に楽しみですね」

 スンギュがJリーグデビューを果たしてから10年の月日が経った。2016年に韓国Kリーグの蔚山現代FCからヴィッセル神戸へ完全移籍し初来日。自身初の海外挑戦でスタメンの座をつかみ、4年間在籍した。2019年に一度蔚山現代へ復帰するも、2020年にはJ1復帰を果たした柏レイソルへ完全移籍し、再び日本の舞台に立った。

 その後、柏で3シーズンを過ごしたのち、サウジアラビアのアル・シャバブ・サウジへ活躍の場を移し、3シーズンでリーグ57試合に出場。しかし、2024年のアジアカップで右ひざ前十字じん帯断裂の大怪我を負い、引退も頭をよぎった。それでも、もう一度トップレベルへ戻るべく、東京での再出発を決断した。

 昨季、3年ぶりにJリーグへ復帰。全体的なレベルの向上に加え、サッカーの変化も強く感じたという。FC東京では松橋力蔵監督のもと、ポゼッションスタイルを貫くなかで、GKに求められる役割の変化を実感している。

「自分が以前いた頃よりも、戦術面でも技術面でもレベルが上がっていると感じます。特に自分も在籍したことのある柏は、昨季からボールを保持するスタイルが特徴的でした。J1だけに限らずJ2・J3でも各チームが明確な特徴を持っている。GKに求められる役割も変わってきています。東京では足元の技術はもちろん、GKからのビルドアップがとても重要だと実感しています」

 そのなかで、タイトルにかける思いも人一倍強い。FC東京はクラブとして、百年構想リーグの開幕前から「優勝」を目標として公言。スンギュは、「FC東京でトップレベルに戻れたこと」に感謝の思いを抱きながら、目標を実現するべく、日々の戦いに挑んでいる。

「東京というクラブには本当に感謝しています。何度も話していますが、あの大怪我からここまで戻れたのは東京のおかげです。ファン・サポーターにも大きな感謝の気持ちを伝えたいです。期待に応えたいですし、ここでタイトルを掲げるために、強い気持ちで残りの試合に臨まなければいけない」

 北中米ワールドカップへの思いよりも先に口にしたのは「東京への思い」だった。青赤の守護神は、百年構想リーグでタイトルを掲げ、その先に待つ4度目の大舞台へ挑む未来を見据えている。

(FOOTBALL ZONE編集部・上原拓真 / Takuma Uehara)



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