2年連続2桁に「脂乗ってる」 “移籍騒動”で苦悩の過去も…代表OBが喝采「自分の力を証明」

【専門家の目|太田宏介】スタッド・ランスの中村敬斗が2桁ゴールを達成
フランス2部スタッド・ランスに所属する日本代表FW中村敬斗は現地時間4月18日に行われたリーグ戦のレッドスター戦に先発出場。貴重なゴールを決め、2年連続2桁得点に到達したなか、元日本代表DF太田宏介氏が注目している。(取材・文=FOOTBALL ZONE編集部)
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上位対決となった一戦で、中村が開始早々に見せた。前半6分、味方のパス交換から相手を揺さぶり、ボックスの中央で中村が受けると、トラップからGKとの1対1を冷静に沈めて先制ゴールを記録した。
「まずはこのレッドスターとの昇格争い、しかもこの直接対決で勝てたのが非常に大きいですね。しかもその先制点をすぐに取れたのはチームとしてもかなり大きいゴールだったと思います」と、昇格に向けて非常に大事な一戦をものにしたことに言及した。
そしてゴールシーンについて「パスを受けてから流し込むまでのフィニッシュ精度はさすがだなと。簡単そうに見えるけど冷静で、しっかりとキーパーの重心やコースが見えているからこその、ゴールだったのかなと」と解説する。
中村はこれで今季リーグ戦10ゴール目。降格した昨季も1部リーグ・アンで11得点を決めた昨季に続き、2桁得点を達成している。
「代表戦でのパフォーマンスも凄く良くて、1部の時にも結果を残して、ただ移籍先がなかなか見つからなくて、苦悩してましたよね。でもしっかりと自分の力を証明して、非常に心身ともに整っている状態だと思うので、試合を決められる勝負所での強さをワールドカップでもぜひ見せてほしいなと。あとは、やっぱり昇格してほしいなと思いますね。結構メンタル的にも難しい状況が続いていると思いますけど、何より結果で証明している。代表戦でも彼の勝負強さはここまで何試合も見せてくれているし、すごく今、年齢的にも脂の乗ってる時期に差し掛かっているので、あとはもう夏のワールドカップで見せてほしいですね、楽しみです」
中村は昨年の7月中旬からチームを離れ、クラブはその理由を「医療上の事情」と説明。7月末に行われたジャパンツアーにも帯同せず、移籍先を探しているなかでも結局は残留し、今季は2部で戦っている。チームを昇格に導き、W杯本大会でも実力を発揮できれば、その先にはさらならステップアップが待っているはずだ。

太田宏介
太田宏介(おおた・こうすけ)/1987年7月23日生まれ。東京都出身。FC町田―麻布大学附属渕野辺高―横浜FC―清水エスパルス―FC東京―フィテッセ(オランダ)―FC東京―名古屋―パース・グローリー(オーストラリア)―町田。Jリーグ通算348試合11得点、日本代表通算7試合0得点。左足から繰り出す高精度のキックで、攻撃的サイドバックとして活躍した。明るいキャラクターと豊富な経験を生かし、引退後は出身地のJクラブ町田のアンバサダーに就任。全国各地で無償のサッカー教室を開校するなど、現在は事業を通しサッカー界への“恩返し”を行っている。



















