浦和のロッカールームは「重い雰囲気」 泥沼”6連敗”…鹿島との差は「自信だと思います」

スコルジャ監督が鹿島戦を総括
浦和レッズは4月18日にJ1百年構想リーグの第11節で鹿島アントラーズと対戦し、0-1で敗れた。今季4回目となるラスト10分を切ってから決勝点を奪われての敗戦に、マチェイ・スコルジャ監督は沈痛な面持ちで記者会見に臨み「試合後のロッカールームは静かで重い雰囲気になりました」と話した。
立ち上がりは悪くない試合だった。開始から1分と経たないうちにMF柴崎岳からボールを奪い取ったFWオナイウ阿道が際どいミドルシュートを放った。前半6分にはゴール前でMF渡邊凌磨がヘディングシュートを放つチャンスも作った。ハイプレスに出た前半はピンチもあったが、同じかそれ以上のチャンスもあった。しかし、そこで決められなかった試合は後半に苦しい状況を招く。
指揮官が「後半は立ち上がりにハイプレスを掛けて。その後はミドルゾーンで構える流れにしました」という戦略に出た浦和は、守備ブロックを形成し始めてからは押し込まれる時間が続き、そこから脱出できなくなっていった。そして、ゴール前こそ何とか体を張っていたものの、後半36分にコーナーキックの二次攻撃からDF濃野公人に決勝ゴールを奪われた。
こうした前半にパワーを使い、後半の戦いが苦しくなっていく中で決勝点を奪われる形が続くことについて、スコルジャ監督は「失点のところを見ると、個人のミスが絡んでいます。本日のコーナーキックの後もそうですし、FC町田ゼルビア戦もそうです。もちろん、自陣のゴールから遠いところでキープできればリスクは減りますが、そのことが難しい時間帯でもあります」と話す。しかしながら、攻撃を受ける回数が多くなり、あるいはそのような時間帯に陥ることで自陣でのミスが発生するリスクが高まることも無視できないだろう。
このゲームにおける鹿島との差を「自信だと思います」と話した指揮官は「選手たちは本日、大きなハードワークをしてディテールで失点しましたので、試合後のロッカールームは静かで重い雰囲気になりました」と話す。
90分間という試合全体を見据えた戦略の面では、交代の使い方や、ボール保持によって守備の時間を減らし体力を温存することなど、これまで課題や改善策として指摘されながらも、実際には解決に至っていない現状は厳しい。実際、勝利を逃した8試合の内訳を見ると、追いつかれてPK戦の末に敗れた試合が3つ、90分で敗れた5試合はいずれも1点差で、そのうち4試合はラスト10分を切って決勝点を許している。この偏りからも、より広い視点でチームを見直す必要があるのかもしれない。
(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)





















